
平成20年4月より学生募集を停止します。
現在、在学している学生が卒業するまでの間、当該学生の入学年度に沿った教育課程が継続され、質の低下を招くことなく、卒業まで徹底した教育・学生支援を行います。
当然のことながら、学生は卒業要件を満たすことで、建築学科の卒業生として、学士(工学)の学位が得られます。
住宅から大規模建物まで多彩な建築空間をゆたかな感性と確かな専門知識で創造する
本学科では、技術と芸術の結晶体である「建築」を総合的かつ分析的にとらえる思考の訓練を通じ、自らの力で判断し問題を解決できる人材の育成を目標としています。そのために、デザインする喜びを感じながら"もの造り"を学ぶことができるよう、造形実習や構造演習を早期から用意し、自由な発想のもとで創造力を高められる教育を行っています。また、少人数ゼミやプレゼンテーションの機会を多く設け、社会での即戦力となるために必要な自己表現能力を身につける教育にも力を入れています。
また、各人の興味や進路に対応できるよう、すなわち建築の総合デザインに興味のある人、住居と周辺環境のデザインに興味のある人、室内の装飾に関連した生活デザインに興味のある人のために、建築デザイン・住環境デザイン・インテリアデザインの3コースを設けています。いずれにおいても、一級建築士は勿論、商業施設士補,CAD技術者ほか在学中に取得可能な資格についてもその学習と受験を積極的に支援しています。
以上のような観点から、本学科は次のような人を求めます。
【キーワード】もの造り、空間デザイン、都市環境問題、住居・生活空間、建築士
技術偏重の考え方から、自然との共生や人間性との調和へとテーマが移っている新しい時代の建築界で活躍するスペシャリスト育成が目標です。そのため、たとえば1年生に造形デザイン、2年生に空間デザインといった演習で早期からデザインする喜びや楽しさを感じられる必須科目をカリキュラムに採用し、学生が自由に発想し創造性を高められる教育を行っています。
本学科に所属する教員の研究テーマは、インテリアから造園、都市にいたるまで、建築に関わる目に見えるものはほとんど網羅しているといっても過言ではありません。加えて音響や光の専門家も属しています。学生たちは、3年生で選ぶコース、4年生で選ぶ研究室で、そんな多彩な教員の指導のもとで自分の興味あるテーマで勉強や研究を進められることが学科の大きな自慢です。
さらに建築は多人数が1つの目的に向かって働く業界ですので、社会に出た後も困らないよう、発表会や講評会など、学生がプレゼンテーションする機会も設けています。また商業施設士補の在学中受験を奨励し、実際に多くの学生が在学中に合格しています。
大きな建物や建築構造など幅広い建築学の知識を学ぶ
都市計画や街づくりに関わる建築に関する空間や構造、デザインを総合的に学ぶコースで、将来は建築士を目指す人のためのコースといってもいいでしょう。具体的には、商業施設やドーム、学校や美術館といった公共建築物、集合住宅など、他の2コースより規模の大きい建築物を対象に、総合的な建築学に取り組みます。
最近は、バラバラに建てるのではなく街づくりの視点から個々の建築物をとらえてみたり、老若男女のだれでも利用しやすいユニバーサルデザインの考え方を取り入れて建築したり、まわりの自然と調和した建築デザインが求められたり、建築物といっても多面的な観点でデザインを考える傾向にあります。加えて、特に阪神大震災以降、耐震性などの安全面から建築デザインを追究することも活発になってきました。
そこで本コースでは、西日本屈指の設備を使いながら実験を行ったり、自分が発想した建物をCADを使ってカタチにしてみたり、“体験”する授業をとおして、より快適で安全、より美しく使いやすい建築物や空間を創造するために必要な理論や技術を身につけます。
住んでいる人に優しい夢のある住まいをデザインする
人々が毎日の生活を営む『住宅』に焦点をあてたコースです。住宅と一口に言っても社会の発展にあわせ、デザイン・機能面において改善がくりかえされた現在では、住宅そのものも含め、そこに暮らすわたしたちの生活様式や家族構成に至るまで、様々な要素が密接に関わりあい、その結果生み出される、いくつかの問題を抱えているのが現状です。
たとえば、現在の住宅は電気やガスといった、生活に必要なエネルギーを常に大量に消費する構造になっていますが、これを太陽熱や風、雨水などの自然エネルギーを取り入れることで解消していく、エネルギー供給面での問題。また、住宅は比較的若い年齢層が購入するため、ちょっとした段差や生活導線などが、高齢になるにつれ使いにくくなる傾向にあったり、二世帯・三世帯住宅の増加に伴って、設計・施工の段階からどんな年齢層にも使いやすい、バリアフリーやユニバーサルデザインといった発想も必要となってきています。これらの問題に対し、早急な解決・対応策を求められているのが、現代の住宅事情の一面なのです。
また、近年では住宅は「個人で住むもの」という既成の概念に捕らわれず、若者も高齢者も、単身者も家族も、様々な条件を越えて、多くの人々が共同生活を行うコレクティブハウスや、福祉を前提とし、住宅と結びついたケアハウスといった新しいタイプの住宅形式にも注目が集まっています。これらは従来の住宅では考えられなかった次世代の住環境ともいえますが、本コースでは、現状の問題解決にとどまらず、このような最新の住環境をとりまく現状も視野に入れた、幅広い学習をしていきます。
室内環境のデザインから家具などの装飾まで対応
最近、住まいのリフォームを取り扱い、人気を集めるテレビ番組や雑誌が多く見受けられます。また近年完成した公共施設などは、色彩や間接照明が多用されたり、ゆったり過ごせる工夫がされたり、建物の装飾や居住性がよく考えられた造りになっています。このようにインテリアを重視する傾向は、人々が生活空間に豊かさを求める証拠であり、今後もこの傾向は強くなっていくものと考えられます。
そして、インテリアに関するニーズが高まる今後は、高い知識をそなえた専門家の活躍が求められているといえるでしょう。そんな時代を先取りするインテリアプランナー育成を目的としたのが本コースです。プランニングの対象は、住居はもちろん、ショップや喫茶店、レストランなどの商業施設、家具などの調度品まで網羅。また形だけでなく、色や素材に関する専門知識、3次元CADも勉強します。本コースは建築学科に設けられているのが大きな特長であり、建築学をしっかり学んだ上でインテリアについて学ぶことができます。