地域創造学科

学科長メッセージ

「学びの舞台は「地域」。経済の知識を応用し多彩な未来へ。」

地域創造学科では、地域に根ざし、人とのつながりや信頼を築いていくことで、地域社会における諸問題の解決を共に成し遂げる学びを提供しています。現在、我が国では人口減少に伴う少子高齢化、地方の衰退、頻繁に起こる災害や環境問題をはじめ、私たちの身の回りには多くの課題が山積しています。また、様々な事象が多様化する一方で、不確実性も高まり、単純な憶測や固定概念が通用しなくなった時代に入ったと言えます。そのような環境下で、未来を担う人材に求められるのは、「正解がない問いに向き合い、創造的な解決策を導き出す力」です。地域社会が抱える「正解がない諸問題」は、まさに今の時代に私たちが直面している「複雑化した社会的課題」そのものです。社会に適応できる⾃⽴した職業⼈を養成する⼤学として、本学科は地域の発展に貢献できる専門知識と実践力を兼ね備えたリーダーを育成しています。

また、就職活動および卒業後を見据えて、総合的なサポートも行っています。1年次では「国内・総合旅行業務取扱管理者」「日商簿記3級」、2年次からは「宅地建物取引士」「日商簿記2級」「ファイナンシャル・プランニング技能士3級」など、資格取得を目指した科目も充実しており、1つの成功体験が将来につながる原動力や自信となります。単位を修得しながら資格も取得できることが大きな特徴です。

大切なのは、できるかできないかではなく、やるかやらないかです。失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしながら、自らの可能性を広げてください。共に未来を切り拓いていきましょう。

九州共立大学 地域創造学科 学科長 貝掛 祥広
九州共立大学 地域創造学科 学科長
貝掛 祥広
  • POINT 1

    経済学と経営学の基礎を学び
    国家資格の取得を目指す

    歴史、産業、観光地などを地域経済の再構築を生み出すために、経済学と経営学の基礎をふまえ、ヒト、モノ、カネ、情報を動かす仕組みを学びます。また、1年次から「旅行業務取扱管理者」など各種資格を取得できます。

  • POINT 2

    実践的な2コース制は
    希望する進路に続く近道

    2024年度から、より専門性を高めることが可能なコースを開設しました。自分が将来どのように地域に関わりたいかを明確にし、いずれかのコースにおいて、希望する進路へ向けての知識と経験を積み重ねていきます。これまで「旅行業務取扱管理者」や「公務員採用試験」の合格者など数多く輩出しており、目標に向けて実践的に学べます。

  • POINT 3

    地域を舞台に学外授業で
    まちづくりの基礎を学ぶ

    北九州および近隣市町村等の多くの地域へ足を運び、行政・企業やボランティア団体など、多様な団体と共に地域の活性化に取り組みます。

こんな人にオススメ!

  1. アイコン

    公務員や企業の視点で
    地域の発展に貢献したい人

  2. アイコン

    観光産業を中心に
    まちづくりに携わりたい人

  3. アイコン

    地域を舞台とした
    フィールドワークに
    関心がある人

  • 目標とする免許

    • 国内旅行業務取扱管理者
    • 総合旅行業務取扱管理者
    • 日商簿記検定
    • 宅地建物取引士
    • ファイナンシャル・プランニング技能士
    • ITパスポート試験
    • TOEIC®LISTENING AND READING TEST

充実した資格取得支援

地域創造学科では、観光業界などでの実務経験を有する教員の丁寧な指導により、国家資格である「旅行業務取扱管理者」をはじめとした各種資格の取得をしっかりサポートします。これらの資格取得支援は、大学の正規の授業として実施しているため、専門学校などに通う必要もないうえに、単位も修得しつつ、資格も取得することができます。

将来像に近いコースを
1つ選択

学外授業で専門性を深める

  • 北九州市と連携
    地域安全マップを作成

    北九州市と連携した防災教育プログラムとして、事前学修や実地調査などを行い、安全・危険な場所を探しながら、「地域安全マップ」を作成します。

  • 地域課題を調査
    まちの課題解決プランを発表

    フィールドワークで地域課題を調査し、「まちの課題解決プラン」を発表することで、実践的な視点や考え方を身につけます。

    • ※ 内容が変更になることもあります。

ピックアップカリキュラム

  • 地域のまちづくり入門

    まちづくりを担うための基本的な知識を、実際の取組み事例を参考にしながら学んでいきます。

  • 観光学入門

    地域の経済成長にもつながる「観光」。その歴史や産業、経済、政策など観光の基礎を学びます。

  • 地域経済論

    地域に立脚し世界を見据える創造的地域経営を目指すグローカルな観点から地域課題解決を図ります。

  • 観光研修

    観光地の現場を訪れ、調査・体験することにより観光現場の知見を深めていきます。

4年間の学びのイメージ

  1. 1年次

    学科の基礎的知識と職業人の基礎を学ぶ

    コース選択に向けて、幅広い教養と経済学・経営学の入門知識を学修。「旅行業務取扱管理者」「日商簿記」など、資格取得も目指します。

  2. 2年次

    2つのコースに分かれて専門性UP

    「地域政策コース」「観光まちづくりコース」に分かれ、専門性を向上。また、実際の地域を舞台にした「地域創造実習」で課題解決力を高めます。

  3. 3年次

    専門性の追求と進路選択

    2年次までの学修をふまえ、さらに学びを深めます。進路についても考えるとともに、ゼミナールにおいて卒業研究の準備に着手します。

  4. 4年次

    卒業研究・就職活動で学びの集大成へ

    これまでの学びを活かして、就職活動を進めます。並行して、4年間の学びの集大成としての卒業研究を仕上げます。

カリキュラム

地域創造学科のカリキュラムは、地域社会の振興と発展に寄与できる実践力を備えた人材を養成するため、地域政策コース、観光まちづくりコースの2コースで構成し、地域政策・観光分野の基礎的内容から応用・発展的内容までの知識と技能を体系的に修得できるよう科目を配置しています。

在校生インタビュー

内定者インタビュー

西日本シティ銀行に内定!
がんばったエピソードを就活の自己PRで活用しました。

銀行を志望する上で、仕事への理解を深めるために日商簿記2級を取得。そのために春休みには週4日ほど大学に出て、先生や友人と資格取得のための学習をがんばりました。努力したエピソードは、就活の自己PRでも活用できました。

自分の成長のために資格取得にチャレンジ!
1年次 初めての一人暮らし。講義では「地域創造実習」が後の就活に役立った。
2年次 「国内旅行業務取扱管理者」の資格取得を目指す。アルバイトと学習の両立をがんばった。
3年次 簿記2級を取得。「やる気支援」を活用し、分からないことは迷わず先生に聞くようにした。
4年次 エントリーシートの添削や、銀行の知識についてマンツーマンで指導していただいた。
明確な目標に向かって惜しまず努力する大切さ。

10年後、20年後の将来を見据えて、具体的なキャリアビジョンを描くことが大事。中村さんは、明確な目標に向かって努力を惜しまず、資格取得にも積極的な姿勢が内定獲得につながったと思います。

地域創造学科 貝掛 祥広先生

経済学部 地域創造学科(4年)
中村 雄平 さん
福岡県:福島高等学校出身

北九州市役所に内定!
講義や実習での経験を活かし、挑戦し続ける市職員になりたい。

大学生活では、地域のボランティアやサークル活動、実習などいろいろなことに挑戦してきました。3年間、「地域創造実習」で地域課題や魅力について取り扱うコミュニティラジオの制作や放送に取り組んだことは大きな糧になりました。

たくさんの経験が自分の自信につながるから。
1年次 簿記の資格取得のため、通学時間などを利用して勉強。ボランティア活動にも参加し始める。
2年次 「地域創造実習」で子ども食堂のボランティアに注力した。コミュニケーション能力も向上。
3年次 リーダーシップ能力の向上を目標に、大学祭では実行委員の広報長を務めた。
4年次 公務員試験の合格を目指し、K-CIPを活用して勉強。面接や小論文対策も早めに取りかかった。
地域で困っている人たちに実際に貢献してきた強み。

「地域創造実習」を通して、地域で実際に困っている人のために貢献してきた岩本さん。市役所でも新しい仕事を自分の成長のチャンスととらえ、さまざまな課題解決に活躍してくれると思います。

地域創造学科 田中 雅子先生

経済学部 地域創造学科(4年)
岩本 凛子 さん
山口県:豊浦高等学校出身

学びの特色

  • 写真:副専攻のイメージ

    所属する学科の学び(主専攻)に加え、他分野の学び(副専攻)を修得することができる制度です。

  • 社会人への橋渡しとなる学びを重視し、1年次から段階的なキャリア教育を実施。高い就職率を支える体系的な学びで、4年間で段階的に社会人力を磨きます。