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写真:スポーツ学部 スポーツ学科教授 教授 (Kawazura Tsuyoshi)
教員氏名 川面 剛
ローマ字 Kawazura Tsuyoshi
所属学部 スポーツ学部
所属学科 スポーツ学科
職 名 教授
所属学部(兼任) 大学院
所属学科(兼任) スポーツ学研究科
研究室 スポーツ学部A館
メールアドレス tsuyoshi@kyukyo-u.ac.jp
オフィスアワー 水曜日 11:30 ~13:00
学生諸君へ  新たなステージ、または新たな道を探求する事は大変ワクワクしますし、何事もやらないと何も始まらず可能性も生まれてきません。やはり大切なことは、自分自身に信念を持ち『一歩』を踏み出す勇気。そして、継続が『夢』を叶え、そこに多くのドラマが誕生するのではないでしょうか。気楽に声を掛けて下さい。宜しくお願いします。
取得学位 スポーツ健康科学研究科修士課程前期
学歴 平成5年4月流通科学大学 商学部流通学科入学
平成9年3月流通科学大学 商学部流通学科卒業
平成18年4月福岡大学大学院スポーツ科学研究科修士課程前期入学
平成22年3月福岡大学大学院スポーツ科学研究科修士課程前期修了
平成24年4月福岡大学大学院スポーツ科学研究科博士課程後期 入学(在学中)
専門分野 バスケットボール、コーチング学
所属学会名 2006年~日本体育学会
2006年~九州スポーツ体育学会
2008年~バイオメカニクス学会
2010年~日本トレーニング科学会
2012年~コーチング学研究
2013年~身体運動文化学会
2013年~スポーツパフォーマンス学会
教育研究社会活動の概要 【社会における活動】
平成24年度~九州大学バスケットボール連盟理事
平成24年度~福岡県バスケットボール協会理事
平成24年度~北九州市バスケットボール協会理事
平成26年度~福岡県バスケットボール指導者育成副委員長
平成26年度~全日本大学バスケットボール連盟理事

【競技歴】
平成9年度~平成16年度旧日本リーグ(現NBL)Panasonic Basketball Team所属
●最高成績リーグ3位、全日本総合選手権大会  準優勝
●個人タイトル 2002-2003シーズン フリースロー賞獲得
平成17年度 日本リーグ(現NBL)福岡レッドファルコンズ所属 
平成19年度~平成21年度 bjリーグ RIZING FUKUOKA所属
●最高成績2007-2008リーグ4位
●個人タイトル2007-2008フリースロー5位、2009-2010アシスト4位、2009.11月週間MVP獲得、2008,2009,2010オールスター大会選出
平成22年度 プロ引退後bjリーグ初永久欠番

平成22年 千葉国民体育大会 準優勝
平成23年 山口国民体育大会 出場
平成25年 東京国民体育大会 5位

【資格】
平成25年度 公益財団法人 日本体育協会公認スポーツ指導者
平成26年度 日本バスケットボール協会公認b級コーチ
担当授業科目 スポーツ学演習入門A、スポーツ学演習入門B、コーチング各論、バスケットボール実技、スポーツ学演習、卒業研究
学内における委員会活動等 学習支援委員会
社会貢献・国際連携等 【指導歴】
平成18年度 福岡大学女子バスケットボール部コーチ
九州リーグ4位、インカレ出場
平成23年度 九州共立大学男子バスケットボール部監督(現在に至る)
平成26年度 九州共立大学男子バスケットボール部インカレ初出場      
平成20年度 福岡県スポーツ夢大使事業講師(平成22年まで)
平成20年度 福岡タレント発掘事業講師(平成21年まで)
平成25年度 福岡県学生選抜監督
平成25,26年度 全九州学生選抜Aコーチ
平成26年度 福岡県体育協会 夢体験事業 鞍手町派遣講師
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
学術論文
学術論文 バスケットボールのファストブレイクを意図したプレイの「流れ」に関する相関分析  査読付 共著 2015.4.1 身体運動文化学会第20巻第1号 本研究はバスケットボールのFB を意図したプレイにおけるプレイの「流れ」を統計学にファストブレイクにおけるプレイの「流れ」の相関分析 に抽出することを目的とした.ファストブレイクを試みようとした一連のプレイには攻撃の傾向やプレイの「流れ」が存在するという実際のゲームでの結果を概観したにすぎない.(川面剛、八板昭仁、青柳領、大山泰史)
学術論文 【査読有】バスケットボールのゲームにおけるショット成功率が勝敗に及ぼす影響―2006-07シーズンと新ルール採用の2010-11シーズンの比較― 共著 2012.3. 九州体育・スポーツ学研究第26巻第2号(P45-53) ルール改正が行われたWJBLのリーグ戦を対象としてショット試行数・成功数・成功率を調査し、その様相の変化傾向を検討することとする。また先行研究同様に各チームのゲームにおけるショットの好不調を算出し、ショット成功率の好不調とゲームの勝敗の関係についてルール改正の影響を検討することとする。
ルール改正に伴った戦術の変化から2Pの試行割合が高くなり、その成功率が試合結果へ及ぼす影響は大きくなった。
(八板昭仁、川面剛、大山泰史、野寺和彦)
学術論文 【査読有】バスケットボールゲームにおけるオフェンス構造の因果分析 共著 2010.3. 九州体育・スポーツ学会 バスケットボールゲームにおいて、攻撃局面で求められる専門的技術要因をデルファイ法により尺度化し、選手の位置情報データを用いて評価を行い、オフェンス構造の因果関係を検討し、勝敗によって因果構造が異なるかどうかを明らかにすると共に、勝敗別の特徴的な要因を、検討することを目的とした。
学術論文 .バスケットボールゲームにおけるオフェンス構造の因果関係 単著 2009.3. 福岡大学スポーツ科学研究科スポーツ健康科学研究  修士学術論文 本研究では、バスケットボールにおける攻撃局面での位置情報データから攻撃局面に求められる専門的技術要因をデルファイ法により尺度化し、オフェンス構造の因果関係を検討し、勝敗によって因果構造が異なるかどうかを明らかにすると共に、勝敗別の特徴的な要因を、検討することを目的とした.結果、ぞれの局面においてボールの運び方が異なることが示唆された.研究の測定項目を使って他のチームの攻撃技能の因果構造を検証し、ゲーム分析に利用でき現場にフィードバック出来ることが期待できる.(川面剛、主査 田口正公、副査 田口晴康)
紀要
紀要 Differences in the landing positions of rebound balls between one-handed and two-handed three-point shots in basketball 査読付 共著 2015.4.1 九州共立大学生涯学習研究センター紀要2012第17号 ワンハンドシュートとツーハンドシュートによる3点シュートのリバウンド落下位置の違いを検討するために,大学生バスケットボール選手男女8名ずつに,5つの違った方向から200本ずつ3点シュートを放ってもらい,その落下位置を5つの方向および4段階の距離に分け記録した.(川面剛、八板昭仁、大山泰史、案浦昭仁、青柳領)
紀要 【査読有】バスケットボールの「前進型」プレイの「流れ」 共著 2014.3. 九州共立大学紀要       第4巻 第2号(31~48) バスケットボールの試合で発揮されるプレイや発生する状況は競技水準や体力・技術の影響を受けると考えることができる.十分なスタミナのない選手群ではFB は多用
できない,レベルの低い水準では成功する戦術でもレベルの高い水準では通用しない場合もある.したがって,先に述べたプレイの「流れ」自体も競技水準に応じて変化するものであるといえる.その点を考慮して,本研究では高い競技水準を持つbj リーグの試合を取り上げ,高い水準での試合における「流れ」を統計学的に検討することにする.(川面剛、八板昭仁、大山泰史、青柳領)
紀要 【査読有】フリースローにおけるショット動作時間と成功率の関係 共著 2012.3. 九州共立大学 生涯学習研究センター紀要2012 第17号    (P143~P150) 本研究の目的は,プロ選手のフリースロー場面を抽出し,プロ選手レベルにおいてルーティン時間やショット時間が成功率にどう影響しているか検討することであった.本研究において,統制された条件下ではなく,実際のプロリーグの試合場面において,フリースローの成功率は,少なくともフリースロー動作時間に影響していることは伺えた.しかし,ショット成功とショット失敗におけるルーティン時間とショット時間の平均を行い,その結果から1名の平均ショット時間において成功とミスの間に5%水準で有意な差がみられたが,他の6名においてはルーティン時間とショット時間に差がみられなかった.(川面剛、八板昭仁)
学会発表
学会発表 .Reliability and validity and its practical using of a fundamental basketball skills test for sport science majors 共著 2014.8. The 19th East Asian Sport and Exercise Science Society Annual Congress (Busan-Korea) This study aimed to devise a test battery to measure individual fundamental basketball skills for sport science majors and to investigate the reliability and validity of the test battery. A total of 112 male sport science students who were enrolled in the Physical Education program at K University volunteered to participate in this study. FSS is considered a reliable and valid measure of fundamental basketball skills in physical education class for students who are not basketball players because it comprises reliable and valid items that discriminate between ball-related sports and sports that do not require a ball.
(Kawazura, T., Yaita, A., Ohyama, Y. and Aoyagi, O)
学会発表 .Assessing offensive strategies used by groups in basketball in physical education class. 共著 2014.8. The 19th East Asian Sport and Exercise Science Society Annual Congress (Busan-Korea) This study aimed to assess offensive strategies used by groups in basketball in physical education class. The group offensive strategies performed during the early games of physical education class were mainly a dribbling play in the backcourt followed by a passing play in the front court performed by players with excellent basketball abilities. As many passing plays led to mistakes, in order to improve group offensive strategies as a team, the players needed to improve their individual passing skills through exercise and practice.
(Ohyama, Y., Yaita, A., Kawazura, T. and Aoyagi, O.)
学会発表 バスケットボールハーフコート・ディフェンスのポジショニング評価の経験年数・競技水準による違い 共著 2014.8. 日本体育学会第65回大会(岩手大学) 本研究ではハーフコート・ディフェンスのポジショニングに対する評価の経験年数・競技水準による違いについて検討する.調査は当該プレイの開始前とプレイ後のオフェンスとディフェンスのポジショニングの様子を図示した用紙にそのディフェンスの評価をディフェンス側から見て5段階で評価してもらった。評価得点を経験年数,社会学校区分,レギュラーかそうでないか,出場大会別に集計し,平均値の差を分散分析した.有意になった場合は引き続き多重比較検定を行った.【結論】競技水準が低く,経験年数が短いほど,評価がディフェンスのポジショニングの評価が高い,つまり,「甘い」傾向が見られた.(川面剛、八板昭仁、青柳領)
学会発表 .Position differences in strategic views of positioning in the half-court defense in basketball games 共著 2014.6. XXXIII World Congress of Sports Medicine. (Quebec city -Canada) This study examined position differences of strategic views of positioning for the half-court defense in basketball games. Subjects were 192 university basketball players. Only the C showed significantly higher evaluations of most items. The C is generally tall and has a long reach. Even though players at other positions cannot cover the offense, the C may be able to do so using this long reach.
(Kawazura, T., Yaita, A. and Aoyagi, O.)
学会発表 Situational Assessment High-ordered Factorial Structures of Individual Offensive Positions in Basketball 共著 2014.6. XXXIII World Congress of Sports Medicine. (Quebec city -Canada) This study examined position differences of strategic views of positioning for the half-court defense in basketball games. Subjects were 192 university basketball players. Only the C showed significantly higher evaluations of most items. The C is generally tall and has a long reach. Even though players at other positions cannot cover the offense, the C may be able to do so using this long reach.
(Kawazura, T., Yaita, A. and Aoyagi, O.)
学会発表 .Factors influencing decision making during screen plays in basketball 共著 2014.. The 19th East Asian Sport and Exercise Science Society Annual Congress (Busan-Korea) This study aimed to investigate the relationship between decision-making ability during screen plays and position, sex, and coaches’ classification of athletes. respectively. Ranges of category weights were 4.54, 3.16, and 0.68 for position, athletic level evaluated by the coach, and sex, respectively, indicating that the most influential factor was position, followed by athletic level evaluated by the coach and then sex.
(Yaita, A. and Aoyagi, O, Kawazura T, Ohyama Y)
学会発表 Gender differences in strategic views for positioning on half-court defense in basketball games 共著 2013.11. The 6th Asia-Pacific Conference on Exercise and Sports Science (Taiwan-Taipei) This study examined gender differences of strategic views for positioning for the half-court defense in basketball games. Subjects were 110 male and 82 female university basketball players who belonged to Divisions I and II of the Kyushu Collegiate Basketball Federation. Recognizing differences in the defensible area between male and female players is helpful for coaches that lead both men’s and women’s basketball teams.
(Kawazura, T., Yaita, A. and Aoyagi, O)
学会発表 バスケットボールの速攻の「流れ」のチーム別特徴の因子分析的研究 共著 2013.9. 九州体育・スポーツ学会第62回大会 (九州共立大学) 本研究は速攻でのプレイや状況間の関連を因子分析を用いてチーム別に検討する.結果、6チーム別に因子分析を行い、固有値のスクリープロットから判断すると、1チームが全ての項目に有意な負荷量を示した1因子、3チームが「獲得手段に続いてボールの運び方やボール運びの速さの項目間に有意な関連を示す因子」「ボール獲得時の状況やその直後のプレイに起因してシュート場所や攻撃形態が決定される項目間に有意な関連を示す因子」の2因子が抽出された.残りの3チームは上記ボール運びの因子が、フロントコートとバックコートでのボール運びの速さを決定する項目間に別々の関連が見られ、別の因子として抽出され、結局3因子となった.(川面剛、八板昭仁、青柳領、長嶺健、竹内奏太
学会発表 バスケットボールにおける集団的な防御行動に関する研究 共著 2013.9. 九州体育・スポーツ学会第62回大会 (九州共立大学) 本研究では、集団的な防御行動における対峙の維持の方法について調査を行った。その中でも防御行動のフローティング等に着目した。ボール保持者に対して2戦目の防御行動と、3戦目の防御行動について、ゲームにおける思考の現状を明らかにすることとした。それらの結果から攻撃力の向上に対して、防御の強化を試行する戦術を検討する事を目的とした。
(長嶺健、竹内奏太、川面剛、大山泰史、八板昭仁)
学会発表 バスケットボールにおけるスクリーンプレイの効果的活用方法の検討 共著 2013.9. 九州体育・スポーツ学会   第62回大会 (九州共立大学) 本研究は,1回の攻撃におけるスクリーン数と攻撃結果の関連を調査し,スクリーンプレイの現状と有効性について検討した.対象は,第64回全日本大学バスケットボール選手権大会に出場した男子12チームの1120回の攻撃である.各攻撃におけるスクリーンの頻度と対峙の打破を試行した攻撃方法とその結果を調査して分析した.その結果,1回の攻撃でスクリーンを3回以上試行すると1回や2回の場合と比較して攻撃成功率が有意に高かった.また,アウトサイドスクリーンの試行前に3回以上のスクリーンを組み合わせた時は成功率が75.0%と極めて高い値を示した.
(大山泰史,八板昭仁,川面剛,長嶺健,竹内奏太)
学会発表 バスケットボールの速攻に影響するボール獲得・運びプレイのチーム別特徴 共著 2013.8. 日本体育学会第64回大会 (立命館大学) 本研究は速攻の成否を多面的に捉え、その成否に影響を与えると考えられる「ボール獲得やボール運びのプレイや状況」と「速攻の成否」との関連についてチーム間差を考慮して検討する。対象は2009年および2010年度bjリーグに所属するRFチームが対戦した6チームとの12試合での速攻を意図したと見なされる655プレイである.分析項目は「獲得手段」や「ボールマンへのプレッシャー人数」などボール獲得局面に関するプレイや状況の4項目、「獲得直後のプレイ」や「ボールを運ぶレーン数」など7項目、そして、速攻の成否を示す「所要時間」や「速攻の成立」など6項目である。速攻の成否を従属変数、ボール獲得局面やボール運びの状況やプレイを独立変数とし、チームと独立変数の交互作用を加えた重回帰分析を行った。結果、所要時間に関しては、ボールマンへのプレッシャー数、ボール獲得エリア、ボールを運ぶレーンで特定のチームに遅速があるなどの特徴が見られた。(川面剛、八板昭仁、青柳領)
学会発表 .バスケットボールゲームのゲームにおけるファースト・ブレイクの成否の要因分析 共著 2013.3. 日本コーチング学会第24回大会 (広島大学) 試合を勝利するためには、アウトナンバーの状態で失敗を無くし確実に得点へと結びつけ、尚且つセイムナンバーの状態の最終局面で防御をくずして得点へと結びつけることが勝利への要因ではないかと考えられる.そこで、本研究はバスケットボールのゲーム中に発生するファースト・ブレイクに着目し、どのような局面がゴールの成功へと繋がるプレイであったのかファースト・ブレイクの成否の要因を明らかにしてバスケットボールの技術指導を高める手がかりを検討することにした.       (川面剛、八板昭仁、大山泰史)
学会発表 .バスケットボールにおけるインサイドスクリーンの指導に関する考察 共著 2013.3. 日本コーチング学会第24回大会 (広島大学) 本研究は,質的研究を用いてバスケットボールのインサイドスクリーンに必要な技術と技術指導の留意点について明らかにすることを目的とした.対象は,全国大会出場経験のある指導者4名である.対象者の逐語録から期待,現状,指導,指導のポイントという4つのカテゴリーが抽出された.インサイドスクリーンが,攻撃戦術である為,得点することを目的とする場合が多く見られたが,防御者とズレを作ることや試合のながれやゲームコントロールに対する期待の存在も明らかとなった.
(大山泰史,八板昭仁,川面剛,竹内奏太,長嶺健)
学会発表 バスケットボールにおける集団的な防御行動に関する研究 -女子大学生を対象にして- 共著 2013.3. 日本コーチング学会第24回大会 (広島大学) 本研究は,ボール保持者の打破に対する集団的な協応の防御行動について調査し,攻撃力向上に対する集団的防御の強化を志向する戦術を検討することを目的とした.調査対象は,第64回全日本大学バスケットボール選手権大会の女子準々決勝以降の5試合とした.その結果,全体的な頻度において,2線防御より3線防御が多く試行されており,2線防御はパスされる頻度が多く,3線防御はシュートされる頻度が多かった.協応の防御試行後の対応が必要であり,特にパス後の防御行動に改善を要する傾向が見られた.
(長嶺健,竹内奏太,川面剛,大山泰史,八板昭仁)
学会発表 男子大学生のバスケットボールにおけるルール変更後の戦術変化の様相 共著 2013.3. 日本コーチング学会第24回大会 (広島大学) 本研究は,改正直後に変化がみられた(2012 Yaita et al.)男子大学生を対象に,ルール変更後2シーズン目の攻撃様相・戦術対応を検討した.調査の結果,以下の知見が得られた.
1)3P試行数の割合が1シーズン目より有意に増加した.2)Area-CとC`の攻撃試行割合に有意な差が見られなくなった.3) Drive-inによる攻撃数の割合が,2シーズン目は1シーズン目より有意に減少した.制限区域外の2PショットやDrive-inが有効な攻撃である傾向が示された.
(竹内奏太,長嶺健,川面剛,大山泰史,八板昭仁)
学会発表 バスケットボールにおけるショット時の防御状態と成功率に関する基礎的研究 共著 2013.. 九州体育・スポーツ学会第62回大会 (九州共立大学) バスケットボールにおいてショットに至る過程における様々な防御の状況は,その正否に大きな影響を与えるので,ゲームにおけるショットとその防御状態および成功率を調査し,基礎的資料を得る事を目的とした.対象は,JBL2012- 2013シーズンの7試合,1121プレイであり,ショットプレイについて攻撃エリア,攻撃形態,ショット位置,ショットの成否,ショット時の防御状態を調査した.ショット成功率は,AショットがBショットに対して有意に高い値を示したが,防御状態別の頻度は,AショットとBショットに有意な差は認められなかった.また,攻撃形態別では,ポストプレー,ドライブイン,1on1ではBショットがAショットよりも有意に高く試行しており,攻撃方法に改善の余地があることが示唆された.
(竹内奏太,長嶺健,川面剛,大山泰史,八板昭仁,鈴木淳,本多壮太郎)
学会発表 シュート成功率とリバウンドボールの傾向-個々の選手に焦点を当てて- 共著 2012.9. 九州体育・スポーツ学会    第61回大会 (宮崎公立大学) 本研究は、これまで一括りにされてきたリバウンドボールの落下位置に関する研究を個々の選手に焦点を当てることの有効性について検討する。
個々の選手によって落下する場所に特徴があることが分かった。この事から、個々の選手のリバウンドボールの傾向を知っているということはゲームにおいてリバウンドボールの獲得を優位に行える可能性が高まり、この事はゲームを優位に進行することにも繋がると考えられる。
(大山泰史、八板昭仁、川面剛)
学会発表 バスケットボールの「前進型プレイ」の流れについて 共著 2012.9. 九州体育・スポーツ学会    第61回大会 (宮崎公立大学 バスケットボールのファストブレイクやアーリーオフェンスなどのプレイは,基本的にはボールを絶えず前へ進める「前進型プレイ」と言える.これらのプレイは,全てのプレイが状況に無関係に自由に選択できるわけではない.本研究はこれら時系列的に隣接するプレイや状況間の関連を検討した.対象は2009年及び2010年度bjリーグRFチームが対戦した6チーム12試合であった.その結果,以下の傾向がみられた.
1)「ボール獲得種類」と「ボール獲得後手段(χ2=194.4,p<.01)」「レーン(χ2=59.7,p<.01)」に有意な関連を示した.2)「プレッシャー数」と「ボール獲得後手段(F0=7.0,p<.01)」「運んだ人数(F0=4.9,p<.01)」に有意な関連がみられた.
(川面剛・八板昭仁・青柳領・今村律子)
学会発表 バスケットボールのゲームにおけるショット成功率が勝敗に及ぼす影響-新ルールが採用された2010‐2011WJBLを対象として- 共著 2012.8. 九州体育・スポーツ学会     第60回記念大会 (名桜大学) バスケットボールのゲームにおけるショット成功率は、そのチームや選手が持っている得点力の指標とされることが多く、コーチはそのデータを考慮しゲームプランや戦術を研究している。そこで、ゲームが長期間に及ぶリーグ戦等のおける平均ショット成功率と各ゲームにおけるショット試行数から各試合の平均得点を算出し、実際のゲームにおけるショット成功率と比較し、ショット成功率がゲームの勝敗に及ぼす影響について検討することとした。(八板昭仁、青柳領、川面剛)
学会発表 認知トレーニングシステム開発の試み -EMR-9を使用した“見え方”の検証- 共著 2012.8. 九州体育・スポーツ学会     第60回記念大会 (名桜大学) スポーツ現場における視覚分野の研究は、観察行動による指導者と選手の視線比較や、認知トレーニングとしての戦略理解など盛んに行われはじめ、視機能向上を中心としたスポーツビジョンなど「見るトレーニング」は多岐にわたっている。見るトレーニングとしてまずはアスリートが提示されたものをどうように見るのか「見え方」を検証する必要がある。そこで、本研究では2つのサイズの視覚刺激提示用モニターに赤色小光点を移動させ、非接触型の注視点解析装置EMR-9を使用し、大きさの影響による見え方を検証することを目的とした。(今村 律子、坂元 瑞貴、山本 勝昭、川面 剛、横山 千尋)
学会発表 Factorial study on the sequence and relation of plays and situations in progressive play in basketball 共著 2012.8. The 17th East Asian Sport and Exercise Science Society Annual Congress (Fukuoka-Japan) This study statistical assessed the nagare of a progressive play in basketball. We observed and evaluated 658 plays considered either fast-break or early-offense plays. These plays took place during 12 games between the RF team and 6 other teams in the same BJ League (Japanese Professional Basketball League) held in 2009 and 2010. The following 4 nagare factors explained 61.2% of the total variance: “How the opponent’s ball was taken away,” “The number of defensive players putting pressure on the ball man when taking the ball,” “Distance (length) from the end line to the place where the ball was taken away,” and “Distance (width) from the side line to the place where the ball was taken away”.
(Kawazura, T., Yaita, A., Ohyama, Y., Aoyagi, O. and Imamura, R.)
学会発表 Change in offensive strategy in male university basketball following rule revisions in 2010 共著 2012.8. The 17th East Asian Sport and Exercise Science Society Annual Congress (Fukuoka-Japan) The purpose of this study was to survey changes in the offensive and defensive strategies, such as the area for starting an attack, shooting area, and attacking method among male players during university basketball games and to compare offensive strategies before and after the 2010 FIBA rule revisions. A total of 1,648 plays made in each of 6 after quarter-final games held during 15th and 16th All Kyushu Collegiate Spring Basketball Championships were surveyed. Results were as follows: 1) The ratio of 3-point shots decreased and that of drive-in shots increased. 2) This fact resulted in an increase in the proportion of 2-point shots out of the restricted area. 3) This finding suggests that /the 3-point line became the substantial offense and defense area.
(Yaita, A., Kawazura, T., Ohyama, Y. and Aoyagi, O.)
学会発表 バスケットボールゲームにおけるオフェンス構造の因果分析 共著 2010.8. 九州体育学会第58回大会(鹿児島女子短期大学) 本研究では、バスケットボールにおける攻撃局面での位置情報データから攻撃局面に求められる専門的技術要因をデルファイ法により尺度化し、オフェンス構造の因果関係を検討し、勝敗によって因果構造が異なるかどうかを明らかにすると共に、勝敗別の特徴的な要因を、検討することを目的とした.結果、ぞれの局面においてボールの運び方が異なることが示唆された.研究の測定項目を使って他のチームの攻撃技能の因果構造を検証し、ゲーム分析に利用でき現場にフィードバック出来ることが期待できる.(川面剛、田口正公、田原亮二)
学会発表 チームスポーツにおける共通認識を高めるための心理的介入 共著 2010.8. 九州体育学会第58回大会(鹿児島女子短期大学) 協同意思決定がチーム内で一致し活かされているのかを大学女子バスケットボール部を対象とし、ビデオを使用した認知的トレーニングがミーティングの質の向上につながる教材として適切であるか、その妥当性を検証とした。(今村 律子、山本 勝昭、徳島 了、坂元 瑞貴、廣田 祥吾、川面 剛)
学会発表 女子学生選手における依存と自律の関係 共著 2010.8. 九州体育学会第58大会(鹿児島女子短期大学) グループワークトレーニングと面接内発話より、集団内相互依存の側面においてメンバー間に介在する「依存と自律」の関連性からチーム内構造を把握することを目的とした。(今村 律子、坂元 瑞貴、山本 勝昭、川面 剛、横山 千尋)
学会発表 ゲームの意味構造から見たバスケット選手の実践知に関する一考察 共著 2010.7. 東京体育・スポーツ学会 本研究の目的は,上記「ゲーム構造論」の観点から,バスケットボールにおける競争の意味構造を捉えることにより,ゲームに動員される実践知を解明することである.また,頑強なセットディフェンスに対して用いられるムーブオフェンスは,突発的なターンオーバーによって攻防が逆転した際には,反撃側にとって突破経路の確保が容易となる.このことが,ファストブレイクを誘発するもう一つの重要な要因と考えられた.
学会発表 集団スポーツにおけるミーティング活性化を促進するための心理的介入 共著 2010.3. 九州スポーツ心理学会第24回大会 ミーティングの質の向上を促進するためのWeb上での認知トレーニングシステムを事前作業課題(状況判断場面の選択課題)とし,その課題の導入効果を検討した.また,心理的介入としてチームの自己開示及びコミュニケーションの変化,パフォーマンス変化について評価・検討した。
学会発表 バスケットボールのフリースローシュート時の指圧と動作について 共著 2007.8. 九州体育学会第56回大会(シーボルト大学) フリースローシュートにおける最終局面であるボールコントロールに最も関係する指圧の役割を指圧から同時に動作との関係を検討した。結果、指圧波形を見ることによって、各選手の指先の役割を把握することが出来た。
シュートの高さの投げ分けは、指先の圧力増加によるものと、上肢の振り上げ幅や前腕の伸展動作を大きくすることによって調整する者がいた。
(川面剛、田口正公、田原亮二)