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写真:スポーツ学部 スポーツ学科講師 講師 (Nishiyama Yuta)
教員氏名 西山 侑汰
ローマ字 Nishiyama Yuta
所属学部 スポーツ学部
所属学科 スポーツ学科
職 名 講師
研究室 深耕館 4階 S431
メールアドレス n-yuta@kyukyo-u.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 11:30 ~13:00
学生諸君へ 楽しく充実した学生生活をサポートします。将来アスレティックトレーナーを目指す学生やトレーニング指導に関わりたい学生は一緒に楽しく学び、成長していきましょう。
取得学位 【学位】
修士(武道・スポーツ)

【取得資格】
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
一般社団法人全国体育スポーツ系大学協議会(JPSU)スポーツトレーナー
鍼灸師
日本ライフセービング協会BLS
学歴 国際武道大学大学院武道・スポーツ研究科修士課程修了
専門分野 アスレティックトレーニング、リカバリー、救急処置
所属学会名 日本アスレティックトレーニング学会
日本臨床スポーツ医学会
担当授業科目 機能解剖学Ⅰ・Ⅱ
リハビリテーション論
スポーツ傷害評価法
アスレティックトレーニング現場実習Ⅰ~Ⅳ
スポーツゼミナール
卒業研究
学内における委員会活動等 図書館運営委員会
AT試験対策委員
社会貢献・国際連携等 NPO法人コンディショニング科学研究所 研究員
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
著書
著書 スポーツ科学の知識を用いたアスリート支援の実践例 健康管理への具体的実践例 リカバリー 共著 2024.3. 文光堂 アスレティックトレーナー専門基礎科目テキスト2 スポーツ科学概論,第1版,206-212 各種リカバリーについて、エビデンスに基づいたスポーツ現場での実践事例を解説した。(西山侑汰、笠原政志)
学術論文
学術論文 iPhoneを用いた肩関節回旋可動域測定の検者内・検者間信頼性 共著 2023.10.20 理学療法科学,38(5),361-364 iPhoneに標準搭載された傾斜計測アプリケーションの検者内・検者間信頼性を明らかにすることを目的とした.肩関節外旋及び内旋可動域測定の検者内信頼性は.ICC(1.1)及び(1.2)=0.9以上であった.肩関節外旋及び内旋可動域測定の検者間信頼性は.ICC(2.1)及び(2.2)=0.8以上であった.iPhoneを用いた肩関節回旋可動域測定は、高い信頼性があることが示唆された.(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛)
学術論文 iPhoneを用いた肩関節回旋可動域測定の偶然誤差と系統誤差 共著 2022.. 理学療法科学,37(3),319-322 iPhoneを用いた肩関節回旋可動域測定において、系統誤差と偶然誤差の誤差の種類を明らかにした。その結果、iPhoneを用いた肩関節回旋可動域測定に系統誤差は認められず、偶然誤差が測定に影響することが明らかとなった。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛)
学術論文 COVID-19の流行下におけるGoogle Formsを用いた遠隔学習支援~日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーを目指す学生へのサポート事例〜 共著 2022.. 体育・スポーツ教育研究22(1),41-44 COVID-19の流行下においてGoogle Formsを用いた遠隔学習支援を実施した事例を紹介し、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーを目指す学生への有効性を示した。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛)
学術論文 肩関節痛の既往歴を有する大学女子ソフトボール選手における肩関節外旋及び内旋筋力と関節可動域の特徴 共著 2021.. 理学療法科学,36(4),595-599 肩関節痛の既往歴を有する女子ソフトボール選手と健常群で肩関節外旋内旋の筋力及び関節可動域を比較した。その結果、肩関節痛の既往歴を有する群の方が有意に肩関節内旋可動域が健常群よりも低値を示した。(西山侑汰、名頭薗亮太、辰見康剛)
学術論文 大学サッカー選手におけるアイスアンダーラップ、アイスタオル、冷水摂取を用いたハーフタイム中のクーリングが後半の運動パフォーマンスに及ぼす影響 共著 2019.. 日本アスレティックトレーニング学会,Vol.4, No.2,p163-169 本研究はサッカー試合時における後半の運動量低下の抑制を目的としたハーフタイム中の冷却方法が後半の運動量に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。前後半の走行距離の差については、クーリング条件は84.3±148.2m、コントロール条件は204.5±126.9mであり、コントロール条件の方が有意に低値を示すことが明らかとなった。(笠原政志、西園聡史、西山侑汰、山本利春)
学術論文 スポーツ現場における救急体制構築の取り組み 共著 2018.. 千葉スポーツ医学研究会雑誌第15巻,51-54 スポーツ現場における救急対応構築の取り組みの重要性について概説した。我々が活動してきたスポーツ現場でトレーナーとして活動する際の救急対応時の緊急時対応計画の作成の方法や関係者との連携の仕方などについて解説した。(山本利春,笠原政志,清水伸子,西山侑汰,太田千尋)
学術論文 高校運動部活動におけるトレーナー介入の現状-全国大会出場の有無の視点から- 共著 2018.. 千葉スポーツ医学研究会雑誌15,45-50 本研究は、高校運動部活動中の全国大会出場の有無の視点から高校運動部活動におけるトレーナーの介入実態を調査することである。トレーナーが「いた」と回答したものは全国大会出場の方が多いこと、介入頻度をみてみると、「常時いた」や「不定期いた[試合や合宿など]」といった回答が全国大会出場の方が多いこと、トレーナーのサポート内容をみてみると全国大会出場の方が「治療[マッサージなど]」の回答が多いことが明らかとなった。(西山侑汰、山本利春、笠原政志、清水伸子)
学術論文 柔道選手の肩関節外傷後のアスレティックリハビリテーション 共著 2018.. 埼玉アスレティックリハビリテーション研究会会誌第9巻,第1号,25-31 肩関節脱臼について教科書では、肩関節外転外旋肢位で受傷するとの記載が多いものの、先行研究では、地面に手をついた時に受傷してしまうことの方が多いと報告されていることから、肩関節脱臼後は荷重位でのリハビリやトレーニングが必要である。また、脱臼後は特に担ぎ系の技をかける選手に不安感を残存してしまいやすく、不安感の改善は競技復帰に向けて非常に重要なポイントである。そこで本研究は、段階的な瞬時発揮筋力向上の必要性と柔道選手に担ぎ系の技の際に動的アライメントに着目した柔道選手における肩関節脱臼後の競技復帰に向けたアスリハの取り組みについて紹介した。(笠原政志、山本利春、清水伸子、西山侑汰)
学術論文 足関節内反捻挫後の主観的不安定感を有する者の足関節周囲筋力の特徴 共著 2017.. 千葉スポーツ医学研究会雑誌第14巻,5-8 本研究は、足関節捻挫後に主観的不安定感を有する場合とそうではない場合の足関節周囲筋力の特徴を示すことである。主観的不安定感を感じる者、不安定感は感じないが何かしらの後遺症を訴える者及び健常者の足関節周囲筋の等速性筋力を比較した結果、主観的不安定感を感じる者は、健常者と比較して高速域の外反筋力が低いことが明らかとなった。(西山侑汰、山本利春、笠原政志)
学術論文 学生トレーナーによる外傷・障害記録表の活用と課題 共著 .. 日本アスレティックトレーニング学会誌9(2) 学生が外傷・障害の実態把握について実践するために疫学調査に取り組んだ。学生は、外傷・障害の把握・振り返り、コンディショニングの基礎情報、指導者への報告、トレーナー間の情報共有に記録表を活用していた。また、記録・収集の課題として、運動部内への周知、記録の取り忘れ、プレイヤーとのコミュニケーション、書き方をあげていた。教員は学生が実践する際の課題を把握し、指導や助言をすることが必要である。 (西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛)
雑誌
雑誌 大学から地域へ活動の場を広げる 学生が担う、サッカーの試合での救護活動 単著 2024.4. (有)ブックハウス・エイチディ Sportsmedicine No.259,5-7 本学が地域で行っているトレーナー教育について、ギラヴァンツ北九州における担架搬送活動を例に紹介した。またトレーナー教育において、地域で学生がトレーナー活動することのメリットや教育的意義について解説した。
雑誌 効果的なアイシングをねらいとしたグッズ 浸かる-アイスバス 共著 2020.. 臨床スポーツ医学・文光堂,37巻,11号,1316-1320 有酸素運動による疲労や無酸素運動による疲労など疲労の種類ごとにアイスバスを用いた研究論文をレビューして、効果的なアイスバスの用い方を解説した。(西山侑汰、笠原政志)
紀要
紀要 学生トレーナー教育における外傷・障害調査の記録表の作成 〜日本臨床スポーツ医学会・日本アスレティックトレーニング学会の共同声明を踏まえた取り組み〜 共著 2024.3. 九州共立大学紀要14(2),140-143 学生トレーナー教育において、学会の共同声明をもとにした外傷障害調査のための記録表を作成し、その教育的効果について考察した。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、久保誠司、辰見康剛)
紀要 大学生プレイヤーにおける調査システムを活用した外傷・障害の実態把握 共著 2024.3. 九州共立大学紀要14(2),127-138 大学生プレイヤーにおいて調査システムを活用して外傷障害の実態を把握し、大学生プレイヤーの外傷障害の特性を明らかにした。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、久保誠司、辰見康剛)
紀要 2022年度九州共立大学リコンディショニングルームにおけるトレーナー活動報告 共著 2023.9. 九州共立大学紀要14(1),81-86 2022年度のリコンディショニングルーム(以下;RCR)の利用状況を報告し、RCRにおける学生トレーナー活動やトレーナー教育の展望を述べた。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、久保誠司、辰見康剛)
紀要 2021年度九州共立大学リコンディショニングルームにおけるトレーナー活動報告 共著 2023.3. 九州共立大学紀要,13(2),103-107 2021年度のリコンディショニングルーム(以下;RCR)の利用状況や活動を報告し、今後のRCRにおける学生トレーナー活動やトレーナー教育の展望を述べた。(西山侑汰,国枝結花,名頭薗亮太,久保誠司,辰見康剛)
紀要 日本プロサッカーリーグ3部の試合における学生トレーナーの救護活動〜トレーナー教育のための地域と大学の連携〜 共著 2023.3. 九州共立大学地域連携推進センター紀要,(6),43-50 トレーナー教育のために地域と連携し、日本プロサッカーリーグ3部の試合における担架搬送活動を学生が経験した。本稿では、事前学習や実際の担架搬送活動を踏まえて、良かった点や反省点などを振り返り、今後の担架搬送活動をより良いものにするための考察を述べた。(西山侑汰,国枝結花,名頭薗亮太,久保誠司,辰見康剛)
紀要 安全なスポーツ環境の構築に向けたスポーツ活動時緊急対応計画の作成とトレーナー教育 共著 2023.. 九州共立大学紀要,14(1),61-65 本稿では、安全なスポーツ環境の構築に向けた緊急対応計画の作成を学生の救急対応能力向上のためにトレーナー教育の一環として行い、その成果や課題について報告した。学生がEAPを作成することは、EAPに関する知識や作成スキルの習得に高い効果が期待できる。従って、トレーナー教育の一環として行うEAPの作成は、スポーツ現場で救急対応を実践できる人材を育成し、安全なスポーツ環境を構築することに繋がる。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、久保誠司、辰見康剛)
紀要 地域の高齢者にむけたアスレティックトレーナーによる救急法講座の意義 共著 2022.. 九州共立大学地域連携推進センター研究紀要(5),47-54 地域の高齢者に向けた救急法講座を実施し、アンケート調査の結果から高齢者に対して救急法講座を行う必要性を示した。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛)
紀要 高齢者の健康寿命の延伸にむけたアスレティックトレーナーによるセルフケア講座の意義 共著 2022.. 九州共立大学地域連携推進センター研究紀要(5),41-46 地域の高齢者に向けたセルフケア講座を実施し、アンケート調査の結果から高齢者に対してセルフケア講座を行う必要性を示した。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛)
紀要 2020年度リコンディショニングルームにおける学生アスレティックトレーナーの活動報告 共著 2022.. 九州共立大学研究紀要,12(2),91-95 2020年度のリコンディショニングルームの利用状況や活動を報告し、今後のリコンディショニングルームにおける学生トレーナー活動やトレーナー教育の展望を述べた。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、辰見康剛、篠原純司)
紀要 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー理論試験における出題カテゴリー分析 共著 2021.3. 九州共立大学学術情報センター紀要4,37-44 平成24年度から令和2年度のJSPO-AT理論試験問題を精査し、各出題カテゴリーごとに問題を分類し、出題傾向の分析を実施した。(西山侑汰、名頭薗亮太、辰見康剛、小林直行、篠原純司)
紀要 2019年度の来室者記録からみた今後の九州共立大学リコンディショニングルームの活動について 共著 2020.7. 九州共立大学研究紀要,11(1),55-59 2019年度のリコンディショニングルーム利用者の傾向とその傾向からみたリコンディショニングルームの新しい取り組み内容について考察した。(名頭薗亮太、西山侑汰、辰見康剛、小林直行、篠原純司)
紀要 学生アスリートサポートの充実化に向けたリコンディショニングルームの運営と学生トレーナー教育 共著 2020.7. 九州共立大学研究紀要11(1),47-53 令和元年度のリコンディショニングルームの運営方法と利用者数から学生アスリートサポートの充実化に向けたリコンディショニングルームの運営方法を考察した。(西山侑汰、名頭薗亮太、辰見康剛、小林直行、篠原純司)
紀要 高齢者に求められる健康づくり-北九州市立年長者研修大学校穴生学舎健康づくりサポーターコースにおける活動報告をもとに- 共著 2020.3.31 九州共立大学地域連携推進センター研究紀要,第3号,11-18 本稿の目的は北九州市立年長者研修大学校穴生学舎の健康づくりコースにおける講座を振り返り、高齢者に対する充実した健康および運動指導を実践するための基礎的な知見を示すことであった。そのため、同講座を受講した高齢者32名を対象に質問紙調査を実施した。その結果、5回の講座全てのテーマならびに内容は受講者にとって概ね満足する内容であったと示唆された。また、今後も自主的に学習を継続したいという結果が得られた。これらは、本講座が健康寿命の延伸ならびにQOLの向上に貢献する可能性を示唆するものであった。今後は安全面に配慮しながら、より効果的な運動指導の実践、加えて専門的な情報提供を行う必要があるだろう。(辰見康剛、篠原純司、小林直行、西山侑汰、名頭薗亮太)
紀要 北九州市地域の高校生を対象にした学生アスレティックトレーナーによる整形外科的メディカルチェックの意義 共著 2020.3.31 九州共立大学地域連携推進センター研究紀要,第3号,1-9 スポーツ傷害を予防するために、北九州市地域のK高校において学生アスレティックトレーナーによる整形外科的メディカルチェックを実施した。学生アスレティックトレーナーによる地域の高校生を対象にした整形外科的メディカルチェックは、生徒のスポーツ傷害の予防や身体教育だけでなく、学生アスレティックトレーナーのスキルや経験を積む貴重な機会となると考えられる。(西山侑汰、篠原純司、小林直行、辰見康剛、名頭薗亮太)
紀要 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者を目指す学生の学習理解度および支援方法の検討 共著 2020.. 九州共立大学研究紀要,11(2),15-21 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者資格の取得を目指す学生に対して模試を実施し、その点数傾向から学習理解度の分析と効果的な学習支援の方法を考察した(辰見康剛、名頭薗亮太、西山侑汰、小林直行、篠原純司)
紀要 筋肉痛を伴う激運動後のリカバリーを目的とした冷水浴と温水浴が自覚的な筋肉痛および疲労感に及ぼす影響 共著 2019.3.31 武道・スポーツ研究,第1号,37-44 筋肉痛を伴う激しい運動後のリカバリーを目的としたアイスバスとホットバスの実施が自覚的な筋肉痛や疲労感に及ぼす影響を検討した。筋肉痛が生じるようなエキセントリック収縮を伴う激運動後に実施するリカバリーでは、運動直後の軽運動やストレッチングのみでは十分とは言えず、よりよいリカバリーを実践するためには冷水浴や温水浴を用いることが有用に働く可能性があると推察された。また筋肉痛を受けるような運動直後に実施する温水浴はリカバリーを阻害する可能性は低く、むしろリカバリーとして有効であると推察された。(笠原政志,山本利春,清水伸子,森田秀一,西山侑汰)
紀要 学内医科学サポートを通じた学生トレーナー教育 -スポーツ現場における緊急時対応計画に着目して:第3報- 共著 2019.. 武道・スポーツ科学研究所年報第24号,35-42 体育系大学においては、実技授業をはじめ、多数のクラブが存在するため、日常的に体育・スポーツ活動が盛んである。しかし、高強度の身体運動が行われるが故に、スポーツ活動中の事故やスポーツ外傷が起こりやすいことも現状である。万一、そのような状況が起こっても迅速で的確な救急処置を施すことができるよう、救急体制を構築しておかなければならない。そのためには、スポーツ現場における緊急時の連絡形態や搬送経路、必要物品、医療機関の連絡先などを予め調査し確認した、緊急時対応計画(Emergency Action Plan:以下 EAP)を準備し、関係者間で共有することが重要である。本研究では、スポーツ現場における緊急時対応計画に着目し、本学の学内スポーツ医科学サポート活動における救急体制の確立と発展を通じた学生トレーナー教育の構築を目的とする。(山本利春、清水伸子、笠原政志、森実由樹、西山侑汰)
紀要 体育大学におけるスポーツ傷害調査と傷害予防に向けた取り組み 共著 2019.. 武道・スポーツ科学研究所年報第24号,83-88 本研究は、体育系大学における各競技のスポーツ傷害調査を実施し、スポーツ傷害の予防と学生トレーナー教育へ役立てることを目的とする。研究の取り組み内容として、スポーツ傷害調査シートの作成、各クラブにおけるスポーツ傷害調査の実施、スポーツ傷害調査報告会を実施した。今後、スポーツ傷害調査用紙の改変と記録の集計方法が課題として挙げられるが、その他にも、スポーツ傷害調査の実施を各クラブにおいて定着させ、数年間のデータをもとに、競技別の傷害傾向や傷害予防プログラムの作成に向けた基礎資料としていくことが必要である。(清水伸子、山本利春、笠原政志、森実由樹、西山侑汰)
紀要 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーを目指す学生の就業観とそこから見える課題 共著 2019.. 九州共立大学研究紀要,2019,10巻,1号,1-9 本研究では、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の取得を目指す学生が望む就業形態や就業先を明らかにし、それらを達成するための課題や不安について検討した。目標資格と望む就業先に有意な関係が認められ、目標資格の違いが回答選択に影響する可能性が示唆された。アスレティックトレーナー資格取得群(AT群)とアスレティックトレーナー+医療系資格取得群(AT-MD群)を比較すると両群ともにアスレティックトレーナー(AT)としての専門的な能力を課題とし、AT群は就職そのものへの不安、AT-MD群は就職後に対する不安を抱えている可能性が示唆された。また、全体の30%から40%のものがAT活動を副業として捉えており、JSPO-ATを目指す学生に限定しても、未だAT活動が主業として確立されているとは言えない現状が窺えた。(辰見康剛,篠原純司,小林直行,西山侑汰,名頭薗亮太,粟谷健礼)
紀要 大学サッカーチームの競技力向上と傷害予防を目的としたコンディショニングサポート 共著 2018.. 武道・スポーツ科学研究所年報第23号,43-55 スポーツ医科学的視点を取り入れたコンディショニングサポートを実施し、B大学サッカーチームの競技力向上とコンディショニング不良予防の基礎資料を得ることを目的とした。競技力の向上に内容のモニタリングを実施した結果、スプリント能力と間欠的持久力不足が明確となった。またコンディショニング不良予防では、こむら返り対策に繋がる調査をもとに予防策をプログラムし、コンディショニングした結果、こむら返り選手する人数が大幅に減少し、2017年度シーズンの目標であった千葉県大学サッカーリーグ1部優勝を成し遂げることができた。(西園聡史、笠原政志、西山侑汰、森実由樹、山本利春、大内洋)
学会発表
学会発表 リコンディショニングルームで傷病者発生を想定した 救急対応シミュレーション 〜スポーツ系大学における学生トレーナー教育の事例〜 共著 2023.7.8 第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 学生教育としてリコンディショニングルームで傷病者発生を想定した救急対応シミュレーションを実施したため、その方法や成果、課題を報告した。学生の能力に応じて反復してシミュレーションを実施することが実践的な救急対応能力の向上や自信の向上に必要であると考えられる。(西山侑汰、国枝結花、名頭薗亮太、久保誠司、辰見康剛)
学会発表 股関節外転筋力がスポーツ外傷・障害発生に及ぼす影響 共著 2023.7.8 第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 本研究では、傷害発生に対して股関節の最大外転筋力ならびに経時的な変化量がどの程度影響するかを検討することを目的とした。予想される結果としては、股関節の最大外転筋力の不足ならびに経時的な低下が傷害発生に影響を及ぼすことが明らかとなる。(松原和也、辰見康剛、久保誠司、西山侑汰、名頭薗亮太、国枝結花)
学会発表 足部アーチ剛性とランニングによる足部形態変化との関連 共著 2023.7.8 第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 本研究の目的は、足部アーチ剛性とセンサーデバイスを内蔵したシューズから得られるランニングフォーム指標およびランニング前後の足部形態変化量との関連性を明らかにすることとした。予想される結果としては、足部アーチ剛性とランニングフォームや着地衝撃力といったランニング中の各指標およびランニング前後の足部形態変化量との関連が明らかとなる。(平山浩丞、名頭薗亮太、辰見康剛、久保誠司、西山侑汰、国枝結花)
学会発表 傷害記録の収集が学生トレーナーに与える教育的効果 共著 2022.. 第11回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(以下:JSPO-AT)養成校にて、学生が傷害記録をとることはトレーナー教育において有効であると考えられる。本研究では、学生の傷害記録の活用内容についてアンケート調査を実施し、傷害記録をとることがトレーナー教育にどのように貢献するのかを検討した。その結果、傷害記録をとることは、傷害の実態や発生要因の分析、予防法や対策の立案といった学習機会を作り、それらの能力を培う貴重な経験になると考えられた。またそれだけでなく、トレーナー間の情報共有や指導者への報告といった組織運営・管理の面でも学習機会を提供するのと同時に、学生のトレーナー活動をサポートすると考えられた。(西山侑汰,国枝結花,名頭薗亮太,辰見康剛)
学会発表 Difference in the flexibility of the Thigh back and shoulder joints of the thighs affecting the Sit and Reach test and measured value by height 共著 2019.. World Federation of Athletic Training & Therapy World Congress X Focusing on the sit and reach test (SRT), straight leg raise (SLR), and finger vertebral distance (FVD), the purpose was to compare the influence of height on various flexibility. The SRT value of 190-cm group (49.4 ± 8.7 cm) is significantly higher when compared to the 150-cm group (40.8 ± 8.3 cm). However, there was no significant difference in each group in SRT value per height. The FVD [UP] value of the 190-cm group (9.0 ± 3.3 cm) was significantly higher than the 150-cm group (6.0 ± 2.4 cm). The SLR value (72.1 ± 9.3°) of the 190-cm unit was significantly lower than the 150-cm unit (84.4 ± 16.2°). Yuta Nishiyama, Nobuko Shimizu, Miyuki Mori, Masashi Kasahara, Toshiharu Yamamoto
学会発表 スタンダップパドル (SUP) における外傷・障害の実態 共著 2018.. 第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会 SUP中の傷害の実態を把握することを目的とした。SUP中の突発的な外傷は、足底・足指や顔面、下腿の創傷や打撲が多く発生していることが明らかとなった。(山本利春, 稲田邦匡, 森和仁, 西山侑汰)
学会発表 スポーツ傷害の予防を目的とした新入生対象スクリーニングテストの取り組み 共著 2018.. 第56回全国大学保健管理研究集会 本学では、入学時のオリエンテーション時に新入生全員に対してスポーツ傷害予防のためにスクリーニングテストを実施している。本発表では、体育大生が入学後にスポーツ活動を送る上で必要となる運動機能が十分であるかを事前にチェックすることで傷害予備軍を早期発見し、問題解決をして選手の傷害予防につながる取り組みを紹介した。(山本利春、笠原政志、清水伸子、森実由樹、西山侑汰、有馬三郎)
学会発表 非荷重での激運動後直後にリカバリー手段として実施するハイドロセラピー効果 共著 2018.. 第73回日本体力医学会大会 本研究は、非荷重運動での激運動直後のハイドロセラピーが翌日以降の運動パフォーマンスに及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。ペダリング、垂直跳びにおいては冷水浴条件、温浴条件、コントロール条件の3条件間で有意な差は認められないことが明らかとなった。(笠原政志、山本利春、西山侑汰、寺中雄希)
学会発表 女子硬式野球大会における緊急時対応計画の作成と活用へ向けた取り組み 共著 2018.. 第7回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 スポーツ現場における救急体制に着目し、女子硬式野球の大会における緊急時対応計画の作成と活用に向けて実施した取り組みについて紹介した。スポーツ現場の救急処置に関わるアスレティックトレーナーは緊急時対応計画の作成だけではなく、緊急時対応計画の活用や緊急時対応の中心となり、救護体制を整える必要性があると考えられる。(清水伸子、山本利春、笠原政志、西山侑汰)
学会発表 高校部活動におけるスポーツトレーナー介入の現状 〜全国大会出場の有無の視点から〜 共著 2018.. 第47回千葉スポーツ医学研究会 競技レベルが高い部活動の方がトレーナーを求めていると報告されているが高校運動部活動におけるトレーナーの介入実態を調査した研究は少ない。そこで、全国大会出場の有無の視点から高校運動部活動におけるトレーナーの介入実態を調査することを目的とした。その結果、全国大会に出場するほど競技レベルが高い部活動においてトレーナーの介入が多いことが明らかとなった。(西山侑汰、山本利春、笠原政志、清水伸子)
学会発表 スポーツ現場における救急体制構築の取り組み 共著 2018.. 第47回千葉スポーツ医学研究会 多数の運動部を有する体育系大学やプロスポーツチームや競技団体のスポーツ関連機関において、トレーナーや指導者を対象とした救命・救急処置の実践的な教育や体制づくりに取り組んできた内容を報告した。救急処置の実践的な教育や体制づくりを実践継続することで各スポーツ現場における緊急時の対応能力を高め、救急体制の強化に繋げることができると考えられる。(山本利春、笠原政志、清水伸子、西山侑汰、太田千尋)
学会発表 肩関節外転・外旋肢位に不安感を有する選手に対する肩関節テーピング方法の検討 共著 2018.. 第7回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 肩関節外転・外旋肢位に対して不安感を有する選手に対する肩関節の新たなテーピング方法について検討した。新たな肩テーピングの巻き方によって肩関節外転・外旋肢位での不安感を軽減させることができることが明らかとなった。(笠原政志、山本利春、清水伸子、西山侑汰)
学会発表 女子硬式野球大会における緊急時対応計画の作成と活用へ向けた取り組み 共著 2018.. 第7回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 スポーツ現場における救急体制に着目し、女子硬式野球の大会における緊急時対応計画の作成と活用に向けて実施した取り組みについて紹介した。スポーツ現場の救急処置に関わるアスレティックトレーナーは緊急時対応計画の作成だけではなく、緊急時対応計画の活用や緊急時対応の中心となり、救護体制を整える必要性があると考えられる。(清水伸子、山本利春、笠原政志、西山侑汰)
学会発表 高校運動部活動におけるトレーナー介入実態の経年的推移 単著 2018.. 第7回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 文部科学省が2013年に高校運動部活動で頻発するスポーツ傷害には、トレーナーの介入が有益であることを示唆してから、高校運動部活動においてトレーナーの介入が増加したのか定かではない。そのため某大学新入生を対象に高校運動部活動時代のトレーナーの介入の有無を調査した。その結果、高校運動部活動におけるトレーナーの介入率は2015年度以降より増加していたことが明らかとなった。(西山侑汰、山本利春、笠原政志、清水伸子)
学会発表 足関節内反捻挫後に主観的不安定感を有する者の足関節周囲筋力の特徴 共著 2017.. 第46千葉スポーツ医学研究会 本研究は、足関節捻挫後に主観的不安定感を有する場合とそうではない場合の足関節周囲筋力の特徴を示すことである。主観的不安定感を感じる者、不安定感は感じないが何かしらの後遺症を訴える者及び健常者の足関節周囲筋の等速性筋力を比較した結果、主観的不安定感を感じる者は、健常者と比較して高速域の外反筋力が低いことが明らかとなった。(西山侑汰、山本利春、笠原政志)
学会発表 足関節機能的不安定性を有する者への足関節周囲の筋力トレーニングが運動パフォーマンスに及ぼす影響 〜足関節外反筋力の優劣に着目して〜 共著 2017.. 第6回日本アスレティックトレーニング学会学術集会 足関節内反捻挫後に機能的不安定性を有する者に対する足関節周囲筋の筋力トレーニングにおいて、足関節外反筋力が優れている者と劣る者によって運動パフォーマンスや運動中の不安定感の改善に違いがあるのか検討することを目的とした。筋力が劣る者の方が最大筋力の変化率、プロアジリティテスト中の主観的な不安定感とタイムが筋力が優れている者よりも改善していることから、筋力の優劣によって運動パフォーマンスや運動中の不安定感の改善に違いがあることが示唆された。(西山侑汰、山本利春、笠原政志)
学会発表 大学サッカー選手におけるハーフタイムの過ごし方が後半の運動パフォーマンスに及ぼす影響 共著 2017.. 第6回日本アスレティックトレーニング学会学術集会 サッカー試合時における後半の運動量低下を抑制することを目的としたハーフタイムの過ごし方が後半の運動パフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。コントロール条件(普段のハーフタイムの過ごし方)と比較してハーフタイム中に、アイスタオルや冷水ドリンク、両足アンダーラップと下肢挙上を実施した方が前半と後半の移動距離に違いがみられなかったことから、ハーフタイム中の冷却が後半の移動距離に影響を及ぼした可能性があることが考えられた。(笠原政志、西園聡史、西山侑汰、山本利春)
学会発表 長座体前屈測定値とその他の柔軟性測定値及び関節弛緩性との関連性 共著 2016.. 第71回日本体力医学会大会 長座体前屈測定値に影響する要因をその他の柔軟性及び関節弛緩性との関連性の観点から検討することを目的とした。その結果、長座体前屈測定値は、柔軟性では指椎間距離、下肢伸展挙上テスト、関節弛緩性では肩関節と脊柱との間に関連性がみられた。(平田昴大、山本利春、笠原政志、森実由樹、清水伸子、管野公士、西山侑汰、三上竜之介、新垣聖香)
学会発表 水泳競技者と陸上競技者の下腿筋量の比較 共著 2015.. 第70回日本体力医学会大会 水泳選手は、微小重力環境下でトレーニングを行っているため、抗重力筋の発達が陸上選手よりも小さいと考えられる。そで本研究は、水泳選手と陸上選手の下腿の抗重力筋を比較することを目的とした。その結果、水泳選手は陸上選手と比べて下腿の抗重力筋量が少ないことが明らかとなった。(平崎和雄、井手裕子、西山侑汰、倉野久美、荒井久仁子、森本俊英、水本悟、坂本将基、井福裕俊)
学会発表 高校女子バレーボール選手におけるThe Functional Movement Screenスコアと外傷障害の関係性 共著 2015.. 第70回日本体力医学会大会 高校女子バレーボール選手の既往歴がFMSスコアにどのような影響を及ぼしているのか、受傷部位・受傷頻度ごとの影響度を提示した。高校女子バレーボール選手の外傷障害は足関節が一番多く、既往歴の結果から、FMSスコアを向上させるには、膝関節・肩関節・足関節の外傷障害発生頻度を0〜2回以内に留めることだけではなく、腰部の外傷障害を発生させないことが重要であることが示唆された。(井手裕子、平崎和雄、大川昌宏、西山侑汰、藤井均)