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写真:スポーツ学部 スポーツ学科講師 講師 (Nakamura Yuki)
教員氏名 中村 有希
ローマ字 Nakamura Yuki
所属学部 スポーツ学部
所属学科 スポーツ学科
職 名 講師
所属学科(兼任) こどもスポーツ教育学科
研究室 スポーツ学部A館3階 A303
メールアドレス y-nakamura@kyukyo-u.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 12:30 ~14:00
取得学位 修士(教育学)
学歴 2010年3月 熊本県立済々黌高等学校普通科 卒業
2014年3月 鹿児島大学教育学部学校教育教員養成課程保健体育専修 卒業(教育学)
2017年3月 東京学芸大学大学院教育学研究科保健体育専攻 修了(教育学)
専門分野 体育科教育学、教師教育学、スポーツ教育学、リスクマネジメント
所属学会名 日本体育・スポーツ・健康学会
日本体育科教育学会
日本スポーツ教育学会
日本地域政策学会
日本基礎教育学会
日本女子体育連盟
教育研究社会活動の概要 (教育活動)
2014年4月 東京学芸大学附属小金井中学校保健体育科講師(非常勤),2017年3月迄
2017年4月 十文字学園女子大学人間生活学部健康栄養学科助手(非常勤),2018年3月迄
2018年4月 北陸大学経済経営学部マネジメント学科助教,2021年3月迄
2021年4月 九州共立大学スポーツ学部スポーツ学科講師,現在に至る

(研究活動)
【外部競争的研究資金】
「学生アスリートのデュアルキャリアを支える組織的入学前・初年次教育プログラムの開発」,日本学術振興会科学研究費助成事業,基盤研究(C),2023-2026,研究分担者
「小学校教師の体育授業におけるキャリア別リスクマネジメント能力育成プログラムの開発」,日本学術振興会科学研究費助成事業,基盤研究(C),2021‐2024,研究代表者
「地域の医療・介護サービスが人々の厚生に与える影響について」,日本地域政策学会,医療・介護プロジェクト研究,2021-2024,研究分担者
【内部競争的研究資金】
「ギラヴァンツ北九州と連携した『親子運動遊び教室』の開催~託児所機能を備えた運動遊び教室の試行的実施」,九州共立大学特別教育研究費(学長政策費),2021-2022,研究分担者
「体育授業の安全配慮をめぐる教師の発達課題に関する研究」,北陸大学特別研究助成奨励課題研究,2019‐2020,研究代表者

(社会活動)
2017年11月 全国体育学習研究会研究委員,2019年11月迄
2019年4月  全国大学体育連合北陸支部運営委員,2021年3月迄
2021年11月 全国体育学習研究会企画委員,現在に至る

担当授業科目 スポーツ教育概論、学校体育指導演習、卒業研究、スポーツゼミナール、生涯スポーツ、キャリアデザインⅠ・Ⅱなど
社会貢献・国際連携等 【講演会・研修会】
2019年12月 「冬場の楽しいトレーニング教室」講師,石川県金沢市
2020年2月「スポーツ活動の『安全』とは-子どもから大人まで安心して参加できるスポーツ社会を考える-」講師,石川県金沢市
2020年11月「論理的思考を高めるための授業実践~豊かなスポーツライフを目指して~」研究助言,第68回金沢大学附属中学校教育研究発表会保健体育部会,石川県金沢市
2021年2月「スポーツ活動の『安全』を考える-コロナ禍で見えたスポーツ界の課題-」講師,石川県金沢市
2021年8月「体育の教育内容と授業づくり」講師,教員免許状更新講習,石川県教育委員会
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
著書
著書 運動部学生のためのスポーツ探究ことば入門 Vol.1,Vol.2,Vol.3 共著 2022.12. 河合塾グループKEIアドバンス 日本の学生アスリートは学業等と競技生活を両立しキャリア全体を見据えた学生生活を送ること、いわゆるデュアルキャリアの実現が求められている。一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)と河合塾グループKEIアドバンス社が共同研究を行っている大学入学前の学生アスリートに特化した教材開発の制作協力を行った。本教材は、ことばを使って考え、表現する力を伸⾧すること、「自律的学習者」としての大学アスリートを育成することを目的とした。本稿では、スポーツにおける目標設定の教材開発を担当した。
著書 健康科学の話 共著 2022.3.30 大学教育出版 第10章 運動と生活習慣病
本稿では、運動が生活習慣病予防にもたらす効果について、国内外の学術誌に掲載された科学的知見を示しながら解説した。[pp118-130]
(担当執筆:中村有希、編著:成家篤史・石塚諭)
著書 小学校の体育授業づくり入門 第6版 共著 2021.3. 学文社 (総326頁) 第3章 体育ではいかに教えるのか?-その方法について考える
体育における安全指導上の留意点について報告した。とりわけ、指導者の間では「スポーツにケガはつきもの」と暗黙裡に捉えられてしまうことも少なくない。本稿では、実際の事故災害状況や事故事例、教師の成長と負傷状況の関係性から「つきもの論」で捉えられる現状について問題提起し、リスクマネジメントを図る授業づくりの重要性について報告した。[pp.180-185]
(担当執筆:中村有希、編著:鈴木秀人、山本理人、杉山哲司、佐藤善人)
著書 中学校・高校の体育授業づくり入門 第2版 共著 2019.4. 学文社 (総325頁) 第3章 体育ではいかに教えるのか―その方法について考える
体育・スポーツ指導の安全確保について報告した。本稿では、2008年度-2017年度に保健体育授業・運動部活動で発生した死亡事故の傾向から、特に指導上配慮が必要となる運動種目を紹介した。[pp.202-207]
(担当執筆:中村有希、編著:鈴木秀人、山本理人、佐藤善人、越川茂樹、小出高義)
著書 学び手の視点から創る中学校・高等学校の保健体育授業<体育編> 共著 2016.4. 大学教育出版 (総194頁) 第7章 実践例1球技『ネット型』                        
中学校第3学年を対象にした戦術学習による「ネット型」の授業実践の報告。単元を通して、1時間の授業の流れを全てゲーム中心の授業構成とした。また、生徒の戦術的な気付きを促すための手立てとして、独自に開発されたアプリケーションを導入し、チームに応じた練習を選択させるための映像資料や作戦ボードを活用させる等の支援を行った。[pp.92-97]
(担当執筆:大熊誠二、中村有希、編著:鈴木直樹、梅澤秋久、宮本乙女)
学術論文
学術論文 The relationship between the injuries in elementary PE and the stages of teacher professional development 単著 2021.11. British Journal of Sport Medicine55(1)p.138 The purpose of this study is to clarify the relationship between the injuries in elementary PE and the stages of teacher professional development. In particular, it is suggested that the quality of injury changes from serious injuries to minor injuries between Experienced teachers and Expert teachers.
学術論文 初等体育における安全配慮をめぐる教師の授業力量に関する研究―指導する運動領域の違いに着目して― 単著 2017.8. 日本基礎教育学会紀要(22):pp.38-44. (総69頁) 本論文では、小学校教師の体育指導における安全配慮をめぐる授業力量の実態を運動領域ごとに明らかにすることを目的とした。その結果、教職発達区分の違いで異なる授業力量を有することが示唆された。とりわけ、初任期は中堅期・熟練期よりも体育指導における安全面で多くの課題を有しており、運動領域の違いによって教師が行う安全配慮に意識の差があるという授業力量の不安定性が見出された。
学術論文 身体感覚の意識を重点においた授業の展開-保健体育教員養成のための実技・器械運動- 共著 2017.8. 日本基礎教育学会紀要(22):pp.63-68. (総69頁) 本論文では、保健体育教員養成学生の「器械運動」の実技科目において、身体感覚を意識して運動に取り組めたかどうか、学生の実態を報告した。その結果、指導者が身体感覚を意識するような声かけを積極的に行うことで、学生は身体感覚への意識を深め、学生間においても身体感覚に関する意見を積極的に交わす場面が見られた。
(飯田路佳、上向のり子、中村有希、相馬満利)
学術論文 保健体育の授業を創る-模擬授業を通して生涯スポーツに向けた保健体育の授業を学ぶ‐ 共著 2017.8. 日本基礎教育学会紀要(22):pp.57-62. (総69頁) 「主体的・対話的で深い学び」の実践に向けた保健体育の授業においては、運動の「機能的特性」を学習者に触れさせることが求められる。教員養成課程の学生における模擬授業では、理論として運動の「機能的特性」を理解することができても、指導案に反映し模擬授業を行うことが難しい。そこで、本論文では、「中等保健体育科教育法Ⅰ」の授業において、教員養成学生が運動の「機能的特性」を中核に置いた指導案の作成ができるよう配慮した取り組みについて報告した。
(高橋京子、相馬満利、中村有希)
紀要
紀要 体育学習におけるICT活用のあり方に関する研究-2010年から2014年にかけての体育雑誌の分析から- 単著 2023.3. 九州共立大学学術情報センター研究紀要6:15頁-22頁 本研究は教科指導におけるICT活用の萌芽期に着目し,2010年から2014年にかけて体育学習においてどのようにICT活用がなされてきたのか,そのあり方を体育雑誌の分析を通して考察することが目的であった.その結果,運動領域の特性とICTの親和性を踏まえながらICTを活用する必要性が示唆された.活用場面別では,教師はICTの情報を伝達する機能や静止画,動画を撮影・保存する機能に注目し,当時の体育学習における国際的潮流を受けながらICT活用のあり方を模索していた.
紀要 保健体育科 Society5.0 を主体的に生きるための資質 ・能力の育成 (1 年次)-STEAM 教育を踏まえた教科等横断的プロジェクトの作成を目指して- 共著 2021.3.5 金沢大学附属中学校研究紀要(63):81-89. 研究主題「Society5.0 を主体的に生きるための資質 ・能力の育成 (1 年次)-STEAM 教育を踏まえた教科等横断的プロジェクトの作成を目指して-」2020年度における金沢大学附属中学校保健体育科の取り組みについて報告した。論理的思考力を育むために数的データを活用したバスケットボールの授業実践等について報告。(廣瀬 尋理, 金子 真鈴, 中村 有希, 横山 剛士)
紀要 保健体育教員養成学生の模擬授業分析を通した授業力量形成-運動学習場面における相互作用行動に着目して- 単著 2021.3. 北陸大学紀要50(15):15-23. 本研究は、模擬授業実践と授業分析という省察の往還が保健体育教員養成学生の授業力量に及ぼす影響を考察した。対象者は、2019年度2年次に「保健体育科教育法Ⅱ」、2020年度3年次に「保健体育科教育法Ⅲ」を受講した大学生とし、2年次と3年次の相互作用行動を量的に比較した。その結果、2年次より3年次の方が相互作用行動頻度は増加傾向であった。
紀要 小学校教師の体育授業における安全配慮の特徴―教師の発達段階に着目して― 共著 2016.10. 東京学芸大学紀要. 芸術・スポーツ科学系(68):pp.165-173. 本論文では、小学校教師が体育授業を行う際に安全面で配慮している事項について、教職区分ごとにその特徴を明らかにすることを目的とした。初任期は子どもの恐怖心や怪我の危険を取り除くための安全配慮を行い、中堅期はこれまでの授業経験から具体的に危険を予見した安全配慮を行う。熟練期は具体的に危険を予見するだけでなく、その運動の特性も踏まえて安全配慮を行うようになる。                          
本論文は、中村が研究を構想し鈴木から助言を受けて全文を執筆した。
(中村有希、鈴木直樹)
学会発表
学会発表 学校管理下における体育的活動事故の動向調査 単著 2022.6.25 第21回全国研究大会(宮城) 日本地域政策学会全国研究大会において、分科会テーマ「医療・介護・障害をめぐる理論と実証」で研究報告を行った。本報告では、2008年度から2020年度までの中学校・高等学校における体育的活動の死亡事故を取り上げ、調査・分析をもとにその動向を報告した。
学会発表 模擬授業分析が保健体育教員養成学生の授業力量に及ぼす影響 単著 2020.10. 日本体育科教育学会第25回学会大会抄録集:p.14 (総18頁) 本研究は、相互作用行動に着目した模擬授業分析が保健体育教員養成学生の授業力量に及ぼす影響を考察した。対象者は、2019年度2年次に「保健体育科教育法Ⅱ」、2020年度3年次に「保健体育科教育法Ⅲ」を受講した大学生とし、2年次と3年次の相互作用行動を量的に比較した。その結果、2年次より3年次の方が相互作用行動頻度は増加傾向であった。
学会発表 体育授業における負傷状況と小学校教師の授業力量に関する一考察 共著 2018.8. 第69回日本体育学会大会(徳島大学)予稿集:p.249. (総316頁) 本研究では、小学校教師の体育授業における負傷状況の実態から、安全配慮をめぐる授業力量について考察を行った。その結果、教職発達区分で負傷数に違いは見られないものの、負傷の質には異なる傾向が見られた。これは、教職経験年数を積み重ねることで、より教科内容を追求し「勢い」のある授業づくりを目指すためではないかと考えられた。
(中村有希、鈴木秀人、鈴木聡)
学会発表 学校体育の安全を問い直す―教師教育の視点から―(招聘発表者) 単著 2017.8. 日本基礎教育学会第23回研究大会 本発表では、これまで不問にされてきた教師教育という視点から、小学校教師の体育指導における安全配慮をめぐる授業力量の実態を明らかにすることを目的とした。とりわけ、初任期は中堅期・熟練期よりも体育指導における安全面で多くの課題を有しており、先行研究で指摘されているような授業力量の断片性が見受けられた。
学会発表 小学校教師の体育授業における安全配慮をめぐる力量に関する研究―研究教科の違いに着目して― 共著 2017.8. 第68回日本体育学会大会(静岡大学)予稿集:p.256. (総322頁) 本研究では、小学校教師の研究教科の違いによる安全配慮の力量の実態を明らかにすることを目的とした。方法は、東京都の公立小学校教師143名を対象にした質問紙回収法を実施し、量的分析を行った。その結果、研究教科が体育であるかそうでないかの違いで異なる安全配慮の力量を有することが明らかとなった。
(中村有希、鈴木秀人、鈴木聡)
学会発表 Teacher's Behaviors of the Safety Management in PE-Focus on the professional development stage- 共著 2016.6. 2016 AIESEP Conference(State of Wyoming) The purpose of this study was to clarify the feature that was teacher’s behaviors of the safety management in PE according to the professional development stage. This study became clear that there were differences in teacher’s behavior of the safety management, according to the professional development stage. (Yuki Nakamura, Naoki Suzuki)
学会発表 Professional Learning for Preservice Teachers With In-Service Teachers 共著 2015.10. PETE&HETE Conference2015 Program:p.26. (総56頁) 本研究は、2014年度に現職教員との共同研修による教員養成課程学生の専門的力量形成について検討を行った。研究では、現職教員と学生はフラットな関係性で研修に取り組めるよう配慮し、月1回の講義・ディスカッション形式の研修とグループ別授業研究を半年間行った。その結果、本研修を通して、教員養成課程学生の理論と実践における専門的力量の形成が見受けられた。 
(鈴木直樹、中村有希、工藤悠仁)
学会発表 体育指導における安全管理の知識構造に関する研究 共著 2015.8. 第66回日本体育学会大会(国士館大学)予稿集:pp.369-370. (総441頁) 本発表では、教師が体育授業を行う際に安全面で配慮していることについて、教職歴ごとにその特徴を明らかにすることを目的とした。その結果、初任期・中堅期・熟練期という教職歴の違いで異なる安全配慮を行う傾向が見られた。 
(中村有希・鈴木直樹・阿部隆行・石塚諭・中川あい香)
学会発表 Appropriate Standards for Teaching Ballgame 共著 2015.3. SHAPE America2015(Seattle, America) 本発表では、保健体育教員養成課程の学生と現職の小学校体育科教師のボールゲームにおける観察視点の違いを報告した。被験者には視点追尾装置を装着させ、学校体育のサッカー試合映像を観てもらった。その結果、体育を専科とする小学校教師は、教員養成課程学生よりもゲームを観る際視線の動きが多く、空いているスペースやボールをもっていない子に目を向けてゲームを観察している傾向がみられた。
(鈴木直樹・工藤悠仁・中村有希)
学会発表 小学校体育教師の安全管理能力と教師経験の相関について 共著 2014.8. 第65回日本体育学会大会(岩手大学)予稿集:p.307. (総365頁) 本発表では、小学校体育教師の安全管理能力を明らかにすることを目的とした。その結果、初任期・中堅期と熟練期の間で安全管理能力が異なることが示唆された。とりわけ、初任期・中堅期は、体育授業において比較的に重症度の高い怪我をさせており、安全管理能力に課題を有している可能性があることがわかった。
(中村有希、鈴木直樹)
その他
その他 The University Physical Education & Sports 単著 2018.12. 公益社団法人全国大学体育連合発行.大学体育45(2):p.71 本稿では、全国大学体育連合北陸支部夏季研修会の実施報告を行った。北陸支部では、大学体育授業でのゴルフを推進するために、大学体育教員の研修を理論と実技に分けて実施した。本研修を通して、大学教員が体育へゴルフを取り入れることの抵抗感が減少したことを報告した。
その他 みんなでトライ!タグラグビーを教える指導者のためのガイドブック中学校編 共著 2017.3. 日本ラグビーフットボール協会 (公財)日本ラグビーフットボール協会作成の中学校体育授業におけるタグラグビーの指導書作成に協力した。
その他 『研修カリキュラム開発事業(ⅰ)教育課題研修カリキュラム開発事業「チームで育つ教師力を育む教員研修プログラムの開発」』 共著 2016.3. 東京学芸大学・東大和市教育委員会 (総76頁) 「第3章研究及び研修実施の履歴」                           
2015年度に東大和市教育委員会と東京学芸大学連携の教員研修開発を行った。「異質協働」をコンセプトに、対面型とオンライン型の研修を通して学び、教師としての力量形成を図ることを目的とした。研修内容は、オンライン上や対面上で各運動領域の専門家の講義を聴講した後、グループに分かれてディスカッションを行った。[第3章pp.17-46] 
(鈴木直樹・石井卓之・大澤克美・矢嶋昭雄・小野隆一・上野佳代・笠松具晃・中村有希)