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写真:経済学部 経済・経営学科准教授 准教授 (YOSHIMATSU  Takashi)
教員氏名 吉松 孝
ローマ字 YOSHIMATSU Takashi
所属学部 経済学部
所属学科 経済・経営学科
職 名 准教授
研究室 深耕館3階 S338
研究室電話番号 (444)
メールアドレス zxbe3tfz@kyukyo-u.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 11:30 ~13:00
関連情報1 researchmap
関連情報2 J-GLOBAL
関連情報3 ORCID
関連情報4 オープンキャンパス情報
学生諸君へ 今後の人生をより深く味わうために、視野を広げてください。
限りがある人生の「時間」の中で、自らの取り組むべき事柄の優先度を明確にし、学びを深めていってください。打ち込めることを探し、徹底的に打ち込んでみてください。

【ゼミのテーマ】
ゼミナールでは、主に、「ビジネスとメディア分野が交差する領域」に関して学んでいただきたいと考えています。
「ビジネスとメディアが交差する領域」には、例えば、テレビ番組、CM、スポーツコンテンツ、映画、SNS、プロダクトプレイスメント、フィルムコミッションなどがあります。
ゼミ生自身で、ビジネスやメディア、それ以外の領域でも、言葉(ことば)などに関連した研究・探索テーマを発見、表現していただいて構いません。ゼミ生自身の力強いキャリアデザインに向けた探索、ゼミ生自身が興味関心を持った分野での更なる探究などを目標としています。

【ゼミ生に培ってほしいポイント】
・国際的な視点。(内輪ウケにならないような話題作り)
・面白く世の中を見られる視点。ユーモアを理解する力。(遊びごころ)
・RPG(ロールプレイングゲーム)のように人生を捉える視点。
・その中で、自分の人生の中で有用、有利になる武器(自分のスキル証明)を着実に積み上げていく行動力。
・他者に依存せず、自分で人生を切り拓いていく力。
・自分の人生での「優先度が高いことはなにか」を設定し、その優先度に基づいて行動していく判断力。

【言語(語学)について】
本学では英語以外に、中国語、韓国語(ドイツ語)を履修することができます。「卒業するために必要な単位数を取ればいい」という考え方もありますが、一方で、大学に設置「本学に在籍しているからこそ、学ぶ(触れる)ことができる権利がある」とも言えます。ですから、例えば「1年生の時に中国語を履修した学生が、2年生の時に韓国語を履修する」ことだって可能です。語学は「やらされる」という義務ではなく「やれば、視野が広がる」「身につけば、楽しみが増える」といった権利として捉え、その権利を謳歌して欲しいと考えています。

【資格試験】
資格・検定によって「難易度」の高低はあります。
難易度が「高い」とされる資格・検定の方が価値はあるような感じもしますが、難易度が「低い」とされる資格・検定にも「一歩一歩階段を登る」という意味合いがあります。難易度が高いものであれば、合格や取得まで数年はかかるでしょう(例えば、教員免許は3−4年)が、難易度が低いとされる資格・検定であっても、チャレンジはしていって欲しいと考えます。
また資格ではなく、合格・不合格で判定されない(スコアが出てくる)検定には「TOEIC」(英語)のようなものがあります。
こういうスタイルの試験はは「まず受けておく」ということが大事かと思われます。「英語を勉強して上達してから受験しよう」と考えていても「上達した」「自信がついた」という状態はなかなかやってこないとされます。ですから、「まずは申し込み」そこから受験の準備を始める...。あるいは、「まず申し込み、受験をし」その後、自分で反省点を抽出し「次はどのようにしたら良いか」を考えることが必要だと考えられます。まずは、目標スコアなどの詳細は設定せず「とりあえず、受験してみる」「まずは受験してみて、その感触をもとに、後の戦略を練る」というスタンスを取られた方がよいかと考えています。

【TOEICの実践】
1回目の授業ではリスニングを解いていただきましたが、それだけでは「ただ聞いただけ」になってしまい、単に英語力を測っただけの作業になってしまいます。次に「実際に(あのブロックの英語は)なんと言っていたのか」ということを照合することで、英語力が身についていくのだと想定されます。2回目の授業は、解説(英語)を見ながら、リスニングパートを聞いていただきます。
(実際、この作業を繰り返していくだけでかなりの英語力は身に付く。英語は「表音文字」なので、発音(スペル)と意味の照合作業はどこかで必要になってくる。洋楽を相当聞いている人でも英語力に限界が生じるのは、音と意味の照合をしていないため。一方で、中国語は(日本人にとってある程度)意味は分かるが発音は分からない。だから漢字と発音の照合が必要)
TOEICリスニングは、初めて経験された方も少なからずいらっしゃったかと思います。一方で、TOEICのリスニング問題をひと通り解き終わられた後は、ある種の爽快感があった方もいらっしゃるかもしれません。「外国語が聞き取れる」という喜びは、地味ではありますが、意外と深い体験です。その感覚を、皆さんに味わっていただきたい....。ゼミや僕の授業では、「外国」に関する話をすることもあるでしょう。その中で、このTOEICリスニングのプロセスを一度は経ておくことが重要なことだと感じています。

【ゼミの概要】
ビジネスとメディアが交差する、或いは、融合する領域(例えば、テレビ番組、CM、スポーツコンテンツ、映画、SNSなど)にアプローチをしていきます。例えば、ゼミ生自身が興味がある映像作品を複数ピックアップし、作品の表現方法やストーリーから文化的、社会的背景を探る、スポーツを「ことば」で表現することの手法での探索、海外作品(テレビ番組、映画)に関する研究、SNS利用状況の国によっての差異についての分析、お笑い番組の「面白さ」の比較分析(なぜ、このコンビは面白いと感じられているのか、人気があるのかなど)、ことばとコミュニケーションに関する分析、語用論における「表意と推意」と実例分析などが挙げられます。
皆さん自身で、ビジネスとメディアが交差する地点での探索テーマを見つけ、表現していくことが理想と考えています。

【ゼミで行うこと】
人は「自分自身の経験」から学ぶことができますが、作品からも経験を得ることができます。ゼミ内では、海外を中心とした数多くの作品に触れていただき、教訓や視野を得ていただければと考えています。ただ、メディア分野に興味がない学生でも所属することは可能です。ご自身でメディア以外の分野で「大学生活はこういうことに打ち込みたい」「こういう資格や免許に打ち込みたい」「将来はこういうことをやりたい」という方でも所属していただくことは可能です。また「まだ決まってないけど、以降、考えていきたい」という方も在籍していただけます。

【ゼミで行うこと/イメージの具体例】
・経済学部とメディア分野で交差する領域。
・メディア分野での海外比較。
・受講生自身の力強いキャリアデザインに向けた探索。
・ゼミ生自身が興味関心を持った分野での更なる探究。
・海外の映像コンテンツから、社会的背景や表現手法の共通点、差異を分析する。
・海外の映像コンテンツを視聴することで、日本の作品の特徴について再探索する。
・それ以外、在籍学生が産出したテーマ。
など。
ゼミ生自身で、ビジネスやメディア、ことばなどに関連した研究・探索テーマを発見、表現していただいて構いません。

【ゼミで行うこと/例】
・ゼミ生自身が興味がある映像作品を複数ピックアップし、その作品の表現方法やストーリーから文化的、社会的背景を探る。
・スポーツを「ことば」で表現することの手法を探索する。
・海外作品(テレビ番組、映画)に関する研究。
・SNS利用状況の国によっての差異についての分析。
・お笑い番組の「面白さ」の比較分析(なぜ、このコンビは面白いと感じられているのか、人気があるのか、など)。
・ことばとコミュニケーションに関する分析
・語用論における「表意と推意」と実例分析 etc

【負のエネルギーを変化させる】
過去に「悔しかったこと」はないでしょうか。そういった「負のエネルギー」を持ってしまうのは、人間なのでしょうがないことではあります。しかし、その「負のエネルギー」は「自分の鍛錬のため」に変えていく仕掛けが必要なんだと考えます。悔しさを、「自分の成長」に変え、自分が成長することで、悔しさの元となっている対象を超越していくという考え方に変化させていく。そういう風に自分自身を仕向けていく「日々の習慣化」が必要となると考えます。悔しいことがあった時は「もっと自分が成長して、こうなろう」と思う「正のエネルギー」に変えていくような設定が大事なんだろうと思います。

【ゼミナール内外で示す講義内容】
・ビジネスの実践シーンで使用される「ことば」について、具体的事例を用いて。
・日常生活においての「ビジネス」のフレームが利用されている状況など示す。
・海外の市場の性質を理解し、国際ビジネス感覚、国際コミュニケーション能力について触れる。
・ビジネスをことばで説明することの意味について確認する。
・様々な「ことば」や「理論」「仕組み」を知っておくと、いろいろなことが説明しやすくなり、説得力が生まれる。
・売れ続ける仕組みを作ることを「ことば」(ときどき、図や表)で学ぶことが重要となる。
・何かを売ることによって、利益を上げ、さらに売れるものやサービスを作る。これがビジネスの基本的な考え方になる。
・国際ビジネス感覚と国際コミュニケーション能力の実践について。
・暗黙知(経験や勘にもとづいて使っているものの、簡単に言葉では説明できない知識)とビジネスに求められる人材イメージについて。
・他の人にことばで説明しようとするのは、案外、難しい。暗黙知をことばにしていくことの重要性について。
・同分野の2社を挙げての企業比較分析。

【ゼミ生への推薦図書】
「沈まぬ太陽」山崎豊子著
「大地の子」山崎豊子著
「白い巨塔」山崎豊子著
「父の詫び状」向田邦子著
「思い出トランプ」向田邦子著
「野村ノート」野村克也著
「もの食う人びと」辺見庸著
「7つの習慣」スティーブン・コヴィー著

【ゼミ生への推薦映像作品】
「ライフ・イズ・ビューティフル」(映画/イタリア)
「いまを生きる」(映画/アメリカ)
「シカゴ」(映画/アメリカ)
「Saturday Nighe Live」(TV/アメリカ)

※授業の中で「VIVANT(TBS)」「不適切にもほどがある(TBS)」をメディアコンテンツ・サンプルとして引き合いに出すことがありますので、可能な方はご視聴ください(可能な方で構いません)

【本学への入学、受験を検討されている高校生の皆さんへ】
※オープンキャンパス情報
https://www.kyukyo-u.ac.jp/entrance/opencampus/
取得学位 ・修士(経営)/九州大学
・博士(芸術工学)/九州大学
学歴 ・早稲田大学第一文学部 卒業
・九州大学大学院経済学府 修士課程 修了
・九州大学大学院芸術工学府 博士後期課程 修了
(「英語科」教員免許取得/中・高)
専門分野 ・メディア文化
・国際コミュニケーション
・国際ビジネス
・米国・中国の比較文化
・スポーツ実況と「ことば」
・ことばと文化
・スポーツと文化
所属学会名 ・日本メディア学会(〜現在)
・日本感性工学会(〜現在)
・アジア経営学会(〜現在)
・日本比較文化学会(〜現在)
・日本笑い学会(〜現在)
・日本デザイン学会(〜2022.3)
・社会言語科学会(〜2022.4)
教育研究社会活動の概要 ・日本と中華圏におけるメディア・コンテンツ制作活動
担当授業科目 【2024】
・ビジネス実務演習A,B ・ビジネス実務総論A,B
・ビジネスのデザイン ・ビジネス系検定演習
・ゼミナールⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ ・ゼミナール入門
・キャリア基礎演習 ・卒業研究 ・職業とコミュニケーション

【2023以前】
・ビジネス実務演習A,B ・ビジネス実務総論A,B
・ビジネスのデザイン ・キャリアデザインⅡ,Ⅲ
・研究会E(サービス接遇検定)・研究会G(秘書検定)
・ゼミナールⅠ,Ⅱ,Ⅲ・ゼミナール入門 ・職業人入門・福原学・職業とコミュニケーション
・TOEICリスニング対策実践講座(やる気支援) ・実況司会技術養成講座(やる気支援)
学内における委員会活動等 【2024】
・九州共立大学・国際交流委員会
・福原学園・国際交流委員会
・教務委員会

【2023以前】
・オープンキャンパス委員会
・新入生研修委員会
・入試監督教員割当担当
・ビジネス系4種検定(試験実施)取り纏め担当
社会貢献・国際連携等 ・スポーツコンテンツを通じた人的交流(国内、海外)
・番組制作活動を通じた国際人的交流(アジア圏)
・スポーツ実況を通じた人的交流
・福原学園・国際交流委員会活動(協定に関して)
・総領事館関係者接遇活動参加
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
著書
著書 『中国テレビ業界、潮流と可能性〜テレビの世界からアプローチする中華圏』 単著 2016.5. 東京図書出版 ISBN13:9784862239556 中華圏のテレビ業界の舞台裏や中華圏のテレビ文化、アジアのメディア業界の今後の展望などを紹介した.
学術論文
学術論文 「実在と虚構の混在」でのラフ・トラック挿入ポイントに関する考察-米中シットコム・定量定性分析- 単著 2023.12. 日本感性工学会(「日本感性工学会論文誌」) 米中のシットコムをテーマとし,L.I.Pの構造を詳細に分析する。その中で,大分類「実在と虚構の混在」によるL.I.Pがどのように発生し,米中シットコム間の表現の間にどのような差異が発生しているかを示す。
学術論文 ラフ・トラック挿入ポイントにおける面白さの認識─日本人を被験者 にした米中シットコム比較分析 共著 2022.1. 日本デザイン学会 (「デザイン学研究第68 巻第3 号」) 日本人被験者の米国と中国のシットコムに対する面白さの認識にどのような違いが生まれるのか、どこに違いが生まれるのかについて可視化した.
学術論文 「推意前提と推意帰結から「面白み」を生み出すアプローチ─米中シットコムを例にした比較分析」 単著 2021.12. 日本感性工学会(「日本感性工学会論文誌第20 巻4 号」) 米中のシットコムの「笑い」の差異を、言語学分野の考え方である「推意前提」「推意帰結」という視点から分析した。
学術論文 「未熟性とのギャップ」により発生するラフ・トラックに関する考察 単著 2021.4. 日本感性工学会(「日本感性工学会論文誌第20 巻2 号」) 米中のシットコムの「笑い」においての差異を、大分類「未熟性のギャップ」の視点から分析した。
学術論文 言語的特性が「笑い」生成プロセスに与える影響についての分析 共著 2021.3. 日本デザイン学会 (「デザイン学研究第67 巻第4 号」) 米中シットコムの中において,番組内で発生する笑いのポイントに関して,英語と中国語という言語圏の違いによる共通性と差異を明らかにした。
紀要
紀要 「緊張」「緩和」のエネルギー移行に基づくL.I.Pの形成-米中シットコム比較分析 単著 2023.9. 九州共立大学紀要(第14巻第1号) 米中シットコムのL.I.Pの大分類「エネルギー移行」における性質の差異を述べた。エネルギー移行によるL.I.Pの生成を説明するため,分析対象作品のセリフから「緊張から緩和」「緩和から緊張」という性質によるL.I.Pについて示した。
学会発表
学会発表 W杯とWBCの比較調査―大学生の注目度とメディア利用傾向について― 単著 2023.11. 日本メディア学会
学会発表 中国テレビ局における冠スポンサーの構成に関する分析 -CCTV1套、主要地方衛星テレビ局での番組・主要時間帯を例にして 単著 2023.9. アジア経営学会
学会発表 「固有名詞の挿入」によるL.I.Pの効果と米中間差異-シットコム比較分析 単著 2023.6. 日本メディア学会
学会発表 Generation of laughter by Meta-structure – Consideration of U.S.-China sitcom 単著 2020.11. IAFOR In this study, the insertion of rough tracks in the meta-structure is described based on items classified into major category (B) "mixture of the real and the fictional". The structure of the mixture of the real and the imaginary in a fictional work can generate interest. The mixture of the real and fictional includes the insertion of proper nouns, exaggeration, and the act of layering lies upon lies, which can be discovered and transformed into interest by the viewer's bird's eye view.
学会発表 不一致の認識によって発生する笑いに関する考察-米中シットコム比較分析 単著 2020.10. 日本マスコミュニケーション学会
学会発表 優越理論と笑いについてのテキスト分析-米国・中国の「笑い」デザイン 共著 2020.6. 日本デザイン学会
学会発表 「緩和から緊張」のエネルギー移行による笑いの生成-米中シットコム番組の分類と分析- 共著 2019.11. 日本デザイン学会 第5支部
学会発表 Generating laughter in sitcoms: Empirical research of designing laughter in U.S. and Chinese programmes 共著 2019.11. THIRD NERD Conference (Basel, Swiss) In this study, laughter generation factors in sitcom comedy programs will be analysed using a demonstration cycle from the viewpoint of linguistic factors. Since the commonalities and differences in the characteristics of laughter in English and Chinese are spoken, two program works that are positioned as typical sitcoms in the United States and China are referred to as analysis target materials. In particular, by focusing on “relevance theory” in the field of linguistics and “discrepancy theory” in humour analysis, analysis of laughter in comedy programs is attempted.
学会発表 Designing Laughter: Classification and analysis of generation factors of 'laughter' in the U.S-China Sitcom programs 共著 2019.9. IASDR 2019 Conference (Manchestar, UK) In addition to the scripts and cultural differences in the sitcom in both countries, combining what kind of conversation and character and looking at by what method laughter would be generated by grasping the essence of the programmes. Sitcom comedy is a relatively simple production method, making everyday conversation to be funny and turning it into a show.
学会発表 「虚構空間への固有名詞の挿入」による笑いのデザイン-米中シットコム番組の考察 共著 2019.6. 日本デザイン学会
学会発表 米国・中国シットコム番組における「笑い」のデザイン 単著 2018.10. 日本デザイン学会 第5支部