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授業でギラヴァンツ北九州の社長さんのお話を聞かせていただきました

皆さん、こんにちは。

本学の授業で、学生諸君が「株式会社ギラヴァンツ北九州」の社長さんのお話を聞く機会がありました。紹介します。

 

九州共立大学では1年生の必修科目として「福原学」という科目を開講しています。

「福原学」は九州共立大学の歴史と理念を学び本学の学生としての自覚を育てることを目的とした科目です。併せて大学生としての修学スキルを高めることも意図しています。

 

6/8(水)の経済・経営学科の「福原学」では「株式会社ギラヴァンツ北九州」の社長さんである玉井行人(たまい ゆきと)さんにお越しいただき、お話を聞かせていただきました。

「株式会社ギラヴァンツ北九州」は、北九州市をホームタウンとするプロサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」を運営する法人です。「ギラヴァンツ北九州」は2010年にJリーグに加盟し、地元・北九州に根差したサッカークラブとして北九州市民に愛されています。

 

玉井社長は受講生に向けて「自らの生きる信条」「北九州という土地の特性」「ギラヴァンツ北九州の理念」等を語ってくださいました。その一部を紹介します。

 

玉井さんは北九州市若松区出身の64歳(1957年7月生まれ)です。早稲田大学を卒業後、西日本新聞社に入社されて35年間、報道の仕事に関わられました。社会部、東京報道(政治担当)諭説委員等を担当し、総理大臣や外務省、防衛庁の取材も担当されたことがあるそうです。その後、2018年に「株式会社ギラヴァンツ北九州」の社長に就任されました。

 

玉井社長は若松ゆかりの作家、火野葦平さんの甥っ子さんだそうです。玉井社長は、火野葦平さんの話題の一つとして1950年代に火野葦平さんが若松の自宅でライオンを飼っていたということを語られました。

 

玉井社長の信条は「困っている人がいたら助ける」ということだそうです。これはお父様の教えとのことです。玉井社長のお父様は公安委員だったそうです。公安職に就かれていたお父様は受刑者の社会復帰にも尽力されました。そのようなお父様の姿を見て玉井社長は「人を助ける」ことの大切さを学んだとのことです。

玉井社長のお父様は着物で過ごされていることが多かったそうです。玉井社長のお父様は、受刑者の社会復帰の際、就職活動用に背広を貸していたそうです。貸した背広が帰ってこないことも多く、それが幾度か続くうちに背広がなくなってしまい、玉井社長のお父様は普段着として着物を着ることが多くなったとのことでした。

ある窃盗犯の方の社会復帰の際には防犯協会の職を紹介し、窃盗犯としての手口や知識を防犯に活用してもらったということもあったそうです。

 

玉井さんが「株式会社ギラヴァンツ北九州」の社長に就任した2018年、「株式会社ギラヴァンツ北九州」は経営的にも競技成績的にも厳しい時でした。社長就任を依頼された玉井さんはギラヴァンツ北九州の苦境を見て「ギラヴァンツ北九州を立て直したい」と、社長職を引き受けたそうです。

 

玉井社長のお話の中では、アフガニスタンで支援活動をされていた医師・中村哲さんのことも語られました。アフガニスタンで医療行為だけでなく、土地の緑化や井戸の掘削等にも取り組んでいた中村哲医師は玉井社長のいとこだそうです。

これを聞き、私は「玉井家には『困っている人がいたら助ける』という、玉井社長のお父様の考えが脈々と息づいているのだなぁ」と感銘を受けました。

 玉井行人さん (株式会社ギラヴァンツ北九州代表取締役社長)

 

玉井社長は2019年からギラヴァンツ北九州の改革の指針として「北九州市の誇りを胸に戦う」ということを掲げられています。

玉井社長は北九州市の特性として、次のようなことを語られました。「北九州市は日本の近代化の礎になった街であり、その後も、製鉄、炭鉱、ロボット工学などで、日本の工業化の最先端を支えてきました」「北九州市はイノベーションの街です。北九州市は、そのような姿勢を持っていたからこそ工業地帯としての負の面であった深刻な公害をも克服しました。現在、北九州市はSDGsのモデル都市となっています」。

そして「北九州市のDNAには『革新性』『創意工夫』『相互扶助』の精神があります。そのようなDNAが北九州市の『あきらめない心』を作ってきたのだと思います」「ギラヴァンツ北九州もそのような北九州市の精神や北九州市の誇りを抱いて戦うことを基軸としています」と述べられました。

最後に玉井社長はギラヴァンツ北九州の使命として「スポーツの力で人やまちを豊かにすること」、大きな目標として「ギラヴァンツ北九州が皆の誇りとなり、人がつながること」と語られました。

 

受講している学生諸君は熱心にノートを取りながら玉井社長のお話を聞いていました。

玉井社長のお話は北九州市への深い愛情とサッカーおよびスポーツに対する熱い思いが感じられるものでした。私も胸が熱くなりました。玉井社長、興味深いお話をありがとうございました。

 《 T.N 》